ピラーレスPCケースと初対戦
さて、ここからはいよいよPCケースに組み込んでいきます。PCケースは15年前にはなかったピラーレスタイプ。光学ドライブやHDDのベイがない「PC自作の今」を代表するようなモデルです。
組み込み前にPCケースの説明書をじっくり読み込む大野さん。これは好感が持てるスタイルです。最近の若手はわからないとやれYouTubeだXだと、公式サイトや説明書を見ない輩が多いんですよ。でも、これが最もシンプルにして最も正しい「初手」なのです
着脱できる天板に感心する大野さん。この手のPCケースも簡易水冷クーラーの普及で増えましたよね
今回のマザーボードは通常のATXにもう1つネジ穴があるタイプとアドバイスを受け、スペーサーを追加
I/OパネルとPCケース背面の開口部を合わせて、マザーボードをネジどめしていきます。このあたりの作業は昔ながらですね
電源ユニット(Super Flowerの「LEADEX III GOLD 850W ATX 3.1 SF-850F14GE」)でも大野式開梱術が炸裂。この「とりあえず全部出していくスタイル」はある程度広いスペース(今回だと貸し会議室)がないとできない荒業なので、ご自宅でやる場合は1個ずつ箱に出し入れしながら作業を進めてください
脱着できるフルモジュラーケーブルに感動する大野さん。たしかに昔の電源ユニットのケーブルはほとんど直に生えてましたよね。このあたりも15年ぶりのPC自作だと新鮮かもしれません
各PCパーツの説明書とにらめっこし、必要なケーブルを選りすぐって電源ユニット本体に挿していきます
PCケースの電源ユニット用フレームを取り付けてから組み込みます
電源ユニットを組み込んだらいよいよ配線です。まずは若干難易度が高めのCPU補助電源用の4+4ピンから
PCケースファンやARGB LEDのハブ用電源(SATA)も忘れずに。初手で説明書をしっかり読み込んでいたので、スムーズに進行してました。このあたりは経験者の強みです。「SATA」とか「XXピン」とか、用語を事前に知っているだけでもかなり大きなアドバンテージだと思います
大野さんはとにかく作業中何度も説明書を確認しておりました。そして、行きついた先がこのツイステッドフォーム。この泥臭さ、たまんないですね。なんでもかんでもスマートにこなそうとする現代の若者にこそ、見習ってほしい姿です
細かなフロントピンヘッダーのピンアサインなど、「あ、ここは進化してないんだ」という反応も。いや、コネクターになっているモデルもあるんですけどね。まだ一般的とは言い難い普及率なのです……