キーボードを外したらコントローラーが! 一体型ポータブルPC「OneXPlayer G1」がすごい
2025年06月13日 17時00分更新
ノートPCともスマホとも違う第3のハードウェア
「出先でもガッツリゲームができたらなぁ」と、ふと考えたことはありませんか?
仕事の合間、旅行の空き時間、カフェで一息つきながらなどなど。そんなときに、Steamのゲームをさっと起動して、デスクトップ並みの環境で快適に遊べたら最高ですよね。スマホ向けのゲームも進化していますが、PCゲームと比べると、やはり物足りなさを感じる瞬間もあるはずです。
この「どこでも本格的なゲームをプレーしたい」というニーズに応えるのが、近年注目を集めている“ポータブルゲーミングPC”というカテゴリーです。検索してみると、いろんな記事で特集が組まれるほどたくさんの製品が展開されています
従来のノートPCとも、スマホやタブレットとも違う、ゲーミングに特化した設計と、片手で持てるコンパクトさが特徴で、いわば“携帯できるゲーミングマシン”。そんなジャンルの中で注目なのが「OneXPlayer G1」です。
OneXPlayer G1は、約8.8インチの高解像度ディスプレーを備えながら、本体重量はわずか約880gという軽量設計。それでいて、最新のAMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサとRadeon 890M GPUを搭載しており、デスクトップ顔負けの処理性能を実現しています。
また、キーボードやコントローラーが着脱可能な設計で、ゲームプレーに加えて文書作成や動画編集、ストリーミング視聴など、使い方は自由自在。外ではハンドヘルドとして、家では据え置きPCのようにも使える変幻自在なハードウェアです。
ゲーミングPCは据え置きの時代から、「どこでも遊べる」時代へ。OneXPlayer G1は、その大きな潮流をくんだ製品といえます。では、具体的にどんな特徴があるのか? その内容を見ていきましょう。
OneXPlayer G1のメリット
メリット1. 着脱式RGBキーボードで大型タッチパッドとしても利用可能。便利でスタイリッシュ
OneXPlayer G1の最大の特徴の一つが、着脱式のRGBキーボードです。このキーボードは本体と一体感のあるデザインで、取り外すことで大型のタッチパッドとしても活用可能
ゲームプレー時はもちろん、作業用途や動画鑑賞の際にも使い勝手が良く、シーンに応じた柔軟な操作スタイルを実現します。さらに、RGBライティングによるビジュアル効果は、ガジェットとしての所有欲をくすぐる要素ですよね。
筆者的にはキーボードを着脱すればポータブルゲーミング機、キーボード取り付けたままだとノートPCという印象でした。利便性とスタイル性の両立が図られており、外出先でも快適に操作したいユーザーにとっては非常に魅力的なガジェットと言えるでしょう。
メリット2. 8.8インチディスプレーを搭載しながらも約880gでモバイル性が高い
OneXPlayer G1は、8.8インチの大型ディスプレイを搭載しながら、本体重量はわずか約880g。高解像度で発色も良好なディスプレイは、ゲームプレー時の没入感を高めるのはもちろん、映像鑑賞やリモートワークにも活用できます。
さらに、筐体は持ちやすい形状と素材で設計されており、長時間の使用でも手への負担が少ないのがポイント。
PSPやSwitchもそうですが、外出先や移動中でも気軽に取り出して使えるモバイル性の高さこそポータブルゲーミング機の一番の利点ですよね。カバンにも収まりやすく、気軽に持ち運びたくなるコンパクトさが魅力です。
メリット3. AMD Ryzen AI 9 HX 370とAMD Radeon 890M GPUでゲームもサクサク
パフォーマンス面では、AMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサーと、Radeon 890M GPUを搭載しており、ハイエンドタイトルのプレーにも対応可能な処理性能を誇ります(構成により異なる)。
AI機能を内蔵するRyzenプロセッサにより、ゲームの動作だけでなく、マルチタスクやAIベースのアプリケーション処理にも強みを持つのもうれしいポイント。
インターフェースもUSB4 Type-C、USB 3.2 Type-A、OCuLinkなどの多彩なポートを備え、eGPUや幅広い周辺機器に対応します。
とはいえ、ここには注意したい
着脱式RGBキーボードは便利だが、使うシーンが限られる
RGBキーボードの着脱は魅力的ではあるものの、オレンジ部分のツメを物理的に外す方法は慣れが必要かも。
またゲームに特化して使いたいユーザーにとっては、キーボードよりも物理コントローラーを好む傾向が強く、外出先での文字入力や操作にそこまで重点を置かないケースもあります。
コントローラーのグリップ感に個人差がありそう
本体一体型のコントローラーは携帯性に優れる反面、キーボードを外すと、若干の溝ができます。
筆者的にはとくに違和感はありませんでしたが、手の大きさや持ち方によっては、長時間プレー時に疲れを感じることもありそう。購入前に実機を試す機会があると安心ですね。
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