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芸能人やスポーツ選手が書類送検

「オンラインカジノ」で国内から金銭を賭けたら賭博罪の可能性!

2025年05月06日 16時00分更新

スマホからギャンブルできるサービスが存在します

著名人が相次いで書類送検

Q:「オンラインカジノ」ってなに?

A:ネット上でプレイできるカジノゲーム全般を指す。

 実際のカジノに赴くことなく、パソコンやスマホからアクセスしてWebブラウザやスマホアプリから気軽に参加できる。スロットやルーレット、ブラックジャック、バカラといったさまざまなギャンブルゲームをプレイできる。場合によっては、リアルタイムで本物のディーラーが登場する「ライブカジノ」も存在する。

 ほとんどのオンラインカジノではクレジットカードや仮想通貨経由で金銭を賭け、それに応じた配当を受けることができる。もちろん日本語に対応していて、ライブカジノのディーラーが日本人ということもある。

 それらが単なるゲームであれば問題ないものの、国内から金銭を賭けることで現状は「賭博行為」とみなされ、「賭博罪」の処罰対象になる可能性がある。単純賭博罪は50万円以下の罰金または科料、常習とみなされた場合は常習賭博罪で3年以下の懲役だ。

 だが、それを知らないまま賭け事を続け、やがて摘発されるというケースも少なくない。これは、現金をいったん独自ポイントと交換するなどしたうえで賭けをするため、賭博行為だという実感や罪悪感が薄いまま続けてしまうことも関係しているだろう。

 「サーバーが海外にある」「海外企業のサービスである」「海外の貨幣、または独自ポイントで賭けている」といったことを理由に、日本の法律に抵触しないという言説もあるが、総務省は「海外で運営されていても日本から利用すれば犯罪」という見解を示している。

 なお、「海外で運営されているサービスで賭け事することは今のところグレーゾーン。だから賭博罪で逮捕されても否認すれば不起訴になる」といった噂も流れているが、実際は有罪判決を受けている例もある

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