ヒューズやコースティックとの相性◎
アサルトクラスとの相性もいい
アルティメット「スティンガーボルト」でゾーン支配ができる
──スパローのスキルはどのレジェンドと相性がいいかなと考えたときに、ヒューズのアルティメットと合わせるのが協力かなと感じました。こちら相性がいいレジェンドは誰が挙げられますか？
John Ellenton氏：おっしゃるとおり、ヒューズは相性がいいと思います。加えて、コースティックのアルティメットも相性がいいかなと思っています。これらのレジェンドとうまくダブルでアルティメットを使えば、長居させたくないゾーンから敵をどかすことができるのではないでしょうか。また、少し離れているところを叩くアサルトクラスも相性はいいです。スパローが持っている戦術アビリティは、敵の動きをトラッキングできますので、索敵した敵をアグレッシブなレジェンドに叩いてもらって、その間にスパローを使っている自分はほかの場所を索敵するといった使い方もできますね。
バウンティーハンターをデザインで表現するのが難しかった
アルテミスは野良猫から深い絆の相棒に
──スパローは個性的でクールなデザインをしていますが、ほかのレジェンドと差別化するために、デザイン面で工夫した点はありますか？
スパローには、相棒のアルテミスがいる
John Ellenton氏：1つ苦労したのは、スパローはバウンティーハンターなんですが、これぞバウンティハンターというアイコニックなデザインがなかなか見つかりませんでした。バウンティハンターといえば、スター・ウォーズのボバフェットを思い浮かべる人もいれば、クリント・イーストウッドを思い浮かべる人もいると思います。そのほかにもたくさんいます。その中で、私たちもそれを鑑みながら色々なスタイルを試しました。例えば、ミリタリールックなスタイルだったり、ウエスタンだったり。その結果、どういうバウンティハンターにしようかなと考えていったところ、アーチャー、つまり弓矢を使うキャラクターにたどり着きました。そこから作業はスムーズになった気がします。
Amanda Doiron氏：私から付け加えるとすれば、賞金稼ぎとパッと思いつくといいアイディアだと思うんですけど、それを実際にビジュアルで表現するのが結構難しかったです。バウンティーハンターというところから少し離れて、アーチャーとして表現しようとしてから、本当にスムーズに動いていきました。
──今回のスパローのムービーでは、家族とのストーリーがあったと思いますが、この家族はApex Legendsのゲームに関係ある人達なのでしょうか？ もう少しストーリーの深堀りをお願いします。
Amanda Doiron氏：スパローがこのApexゲームに参加する理由というのは、当然この戦いで成功を収めて、家族との絆というか繋がりを取り戻したいというのがあります。そのため、実際のゲームのなかで例えば発言などどのような形で表現しようかも考えました。
──スパローの能力を開発するうえで、苦労したポイントはありますか？
John Ellenton氏：アルティメットでいえば、今の能力になるまで結構時間がかかりました。さまざまな能力を試してみました。例えば網のようなものを投げつけるだったり、トラップのタイプを提案してみたり、宇宙船的なものでロケットを発射するといったものだったり。色々模索したうえで、最終的には今のApex Legendsにフィットしていないなと感じたので、ボツになりました。アルティメットでやりたかったことは、トラップを仕掛けて、トラッキングして、ゾーンを支配するということのパターンを確立させたかったんです。そういった意味でデザインには苦労しましたが、今の形で落ち着いて満足しています。もう1つ、パッシブについてですが、これは動きに関わるものなので、やりすぎるとゲームのバランスを崩してしまします。そこはやりすぎないように、でもちゃんと効果のあるようにバランスを保つのがとても難しかったです。
──壁ジャンプというのは、上級プレーヤーだと普通に使いこなしているハンドスキルでもあるのですが、このハンドスキルとの差別化はありますか？ また、スパローのパッシブによって、今のハンドスキルの壁ジャンプが調整されることはありますか？
John Ellenton氏：今プレイヤーが使っている壁ジャンプは、方向は変えられても高さを変えることはできません。スパローのパッシブでは、現在の壁ジャンプでは超えられないところを超えられるような高さがあります。どちらかというと、ペースが速くなったレヴナントのクライムのようなものと考えてもらえるといいかもしれません。かなり高いビルの上とかは登れませんが、今まで行けなかったような少し高い場所にリーチすることができます。少し高い所を素早く確保して、アルティメットを撃つといったような動作ができます。そのため、今プレイヤーが使っている壁ジャンプとは、別物だといえます。
──スパローの発表を見て、気になるのはアルテミスの存在だと思いますが、どのような猫なんでしょうか？
Amanda Doiron氏：少し細かく説明しますと、街に住む捨て猫で、ある日スパローが賞金稼ぎの家族と一緒にいたころに、このアルテミスが怪我をしていて、動けない状態のところを治療してあげたんです。その際、スパローはとくに飼いならそうとしたわけでも、ペットにしようとしたわけでもないです。その後、時間が経ってスパローが家族から追い出されてしまい、アパートに住み始めた頃に、家に帰ってきたらアルテミスがいたんです。そこから、スパローとアルテミスは深い絆で結ばれて、常に一緒にいる存在になりました。アルテミスはゲーム内ではバナーに出てきますし、アニメーションにも出てきます。また、現時点で用意しているところでいうと、バナーカードにも出てきます。
アルテミスはもともと野良猫だったという
──ありがとうございました。
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