PlayStation公式ライセンスSSD「Game Drive for PS5 External SSD」をレビュー
さらばPS5の容量問題!見た目もベストマッチな外付けSSDがイカす
2025年05月06日 12時00分更新
モンハンワイルズも5分で移動完了
では、実際にPS5に接続して使うとどうか。初期型のPS5(型番:CFI-1000A01)に接続し、ゲームファイルの移動速度を調べてみた。
外付けSSDにゲームを移動させるには、まず接続したSSDをフォーマットし、PS5の拡張ストレージとして認識させる必要がある。こちらはホーム画面の右上にある「設定」中の「ストレージ」メニューで、「USB拡張ストレージ」→[USB拡張ストレージとしてフォーマット]を選択すれば行なえる。
操作としては非常に簡単なので、こういった設定をしたことがない人でも安心していい。
ゲームファイルの移動速度を調べてみよう。計測に使用したゲームは、直近の大型タイトルとなる「モンスターハンターワイルズ」だ。ゲームファイルをPS5の本体ストレージからGame Drive PS5 SSDへ移動させた時の時間、逆にGame Drive PS5 SSDから本体ストレージへ移動させた時の時間をそれぞれ手動で計測した。以降のグラフの時間は、すべて3回計測した際の平均値となる。
モンスターハンターワイルズのゲームファイルは計測時点で55.41GBあったが、わずか5分足らずでデータ移動が完了する。ほかのゲームを遊びながらバックグラウンドでデータを移動することも可能なので、この程度ならあまり気になることはなさそうだ。
PS5のゲームは外付けストレージから直接起動することができないので、Game Drive PS5 SSDに移動したゲームを改めて遊ぶには再び本体ストレージ側に移動させる必要があるが、こちらもおよそ8分ほどで完了。
ふと遊びたくなった時に、1時間待つとなるとなかなか面倒だが、10分程度なら適当に時間をつぶしていればすぐだろう。
一方、PS4のゲームならゲームファイルをUSB外付けストレージから直接起動できるが、外付けストレージの起動時間が本体ストレージより遅くなってしまっては使いづらい。そこで、Game Drive PS5 SSDからゲームを起動した際のロード時間と、PS5の本体ストレージからゲームを起動した際のロード時間をそれぞれ計測してみた。
計測したタイトルはPS4版の「Ghost of Tsushima」。PS5のホーム画面からゲームを起動してタイトル画面が表示されるまでの時間、およびタイトルメニューで「続きから」を選んでチュートリアルシーンで操作可能になるまでの時間を計測した。
ゲームの起動速度は、外付けのGame Drive PS5 SSDと本体ストレージで1秒の差もなく、ほぼ誤差の範囲。どちらでもほぼ使用感に違いはないだろう。
モンスターハンターワイルズと同じく、ゲームファイルの移動時間も調べてみたが、本体ストレージからGame Drive PS5 SSDへは2分足らず、Game Drive PS5 SSDから本体ストレージへは5分ほどで移動できた。
PS4版Ghost of Tsushimaのファイルサイズは40.87GBほどだが、こちらもサクッとデータ移行できるだろう。計測サンプル数が少ないのでゲームによっては時間も異なるだろうが、近年の人気AAAゲームでも大した時間がかからず移動できたというのはうれしい。
外付けSSDでゲーム容量の心配とはもうおさらば
昨今はゲームファイルが大容量化している傾向があり、本体ストレージが1TBなどでも、意外にすぐ埋まってしまう。PS5には本体カバーを開けてM.2 SSDを増設する機能もあるが、こうした作業に慣れていない人は「壊してしまうのでは?」と不安に思う人もいるだろう。
しかし、USB接続のストレージであれば気楽に増設できるので使いやすい。今回計測したGame Drive PS5 SSD(2TBモデル)は、実売価格が3万6800円前後とやや高めではあるものの、PS5の容量問題に頭を悩ませている人は要チェックだ。
ちなみに、Seagateでは本機と近いデザインの外付けHDDも販売している。HDDなので本体サイズが大きく、前述したSSDほどの通信速度は出ない。そのぶん容量単価には優れるので、とにかく大容量のストレージが欲しい!という人はHDDも選択肢となる。
外付けストレージを上手く活用して、ぜひ楽しいGW(ゲーミングウィーク)を送ってほしい。
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