特徴あるドライバーを搭載したCampfireのイヤホンが興味深い
ミックスウェーブはシリコンダイナミックドライバーをフルレンジで使用したCampfire Audioの「AXION」、振動板にガラスPUを採用した「ALIEN BRAIN」などを展示。ガラスPUというのはガラス製のドームにポリウレタンのコートを施した素材とのことだ。
ALIEN BRAINはデュアルマグネットのダイナミックドライバーにBAドライバーを2基組み合わせたハイブリッドイヤホンで、ガラス振動板を採用。中高域の抜けの良さが印象的なサウンド。軽やかで適度なパンチ感があるのがいい。
AZLAとqdcのコラボモデルも登場。
すでに「ERINYS II」が、限定生産のハイエンドゲーミングIEMとして発表されている。BA3基、10mmのダイナミック型ドライバーという構成だ。これ以外にも、10mmのダイナミックドライバー1発の「LE CELADON」とBAと10mmのダイナミックドライバーの「NOIR BLANC」が参考展示されており、近く登場するようだ。
3機種のシェルは同じ形状でカラーリングが異なる。付属ケーブルは先端を3.5mm、4.4mm、2.5mmの各端子に交換できるマルチプラグタイプと、インラインマイクを搭載したプレミアムウィービングタイプのケーブルの2本。3.5mm4極端子をUSBに変換するアダプターも付属する。
物理的な構造で、高域の付帯音を削る
高域の不要な成分を物理的に減衰させる独特の機構を持つ「Flat 4 楓零」。新機種が参考出品されていた。「Flat 4 緋楓零」はチューブの長さが28mmに対して30mmと少し長くしている。チューブは6kHz付近で発生する共振の成分を減衰させる効果があるという。ドライバーの後ろから出る逆位相の波を当て、物理的に対策する仕組み。
魅力ある低域、価格も割と手が届きやすい?
Beep Audioの「悟空」はBeep Audio、Yongse Cable、Daruma Audioの3社の共同開発で誕生したイヤホン。ダイナミックドライバー2基、BAドライバー4基を内蔵。ダイナミックドライバーは10mmと6mmを搭載。BAドライバーは中域と高域ように2基ずつ使用する。2種類のケーブルを標準添付して音の変化が楽しめるのも面白い部分。YongseのRuyi Rodは落ち着いた表現。Daruma AudioのX-Stageでは低域が閉まって臨場感あふれる再現が可能になるという。
音も聞いてみたが、サウンドには重厚感があり、なかなかポテンシャルが高い機種という印象を持った。特にX-Stageでは太くて深い引き締まった感じの低音によって、ローがしっかり聞こえるのがいい。実売価格は4万円弱。ケーブルは単体で買うと1万円程度するということなので、リケーブルに興味がある人はお得かもしれない。
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