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デル、Ryzen AI 300シリーズ搭載のAI PCを14万円台から販売開始! Dell 14 Plusほか

2025年04月23日 17時30分更新

画像左:デル・テクノロジーズ 松原 大氏
画像右:日本AMD 関 路子氏

 デル・テクノロジーズは4月23日、AMD新プラットフォーム搭載のCopilot+PCを発表した。Dell.comでは本日発売。量販店でも6月下旬より発売予定だ。

 ラインアップされるのはAMD Ryzen AI 300シリーズプロセッサー(開発コードネーム:Kraken Point)を搭載した「Dell Plus」ブランドの「Dell 14 Plus」「Dell 14 Plus 2in1」「Dell 16 Plus」となる。

 いずれもNPUを搭載し、45TOPS以上の性能を持つ。マイクロソフトが提唱するCopilot+ PCとしての認定規格をクリアしており、高度なAI機能をローカルで実行できる。

14万円から展開されるRyzen AI搭載3機種をラインアップ

Dell 14 Plus

 「Dell 14 Plus」は、CPUにAMD Ryzen AI 300シリーズプロセッサーを採用。ディスプレーはFHD+(1920×1200)の非光沢、製品サイズは幅314×奥行226.15×高さ14~16.95mmで、重さが1.52kg。Microsoft Movies & TVアプリでの動画視聴時には最大19時間の駆動が可能となっている。

 カラーはアイスブルーの1色展開で、価格はRyzen AI 5/16GB/512SSDの構成で14万9800円、Ryzen AI 7/32GB/1TBの構成で19万4000円となる。

Dell 14 Plus 2in1

 「Dell 14 Plus 2in1」の基本構成はDell 14 Plusと同様だが、コンバーチブル型の2in1 PCで、タブレットのようにも使用できる。アクティブペンにも対応する。製品サイズは幅314×奥行226.15×高さ16.39mmで重さが1.59kg。

 カラーはアイスブルーとミッドナイトの2色展開。価格はRyzen AI 5/16GB/512SSDの構成で16万4000円、Ryzen AI 7/16GB/1TBの構成で20万4000円となる。

 「Dell 16 Plus」も基本的な構成はDell 14 Plusと同様。ただし、ディスプレーはRyzen AI 5の構成の場合、FHD+(1920×1200)非光沢。Ryzen AI 7の構成でQHD+(2560×1600)非光沢、リフレッシュレート120Hzが選択できる。製品サイズは幅356.78×奥行250.60×高さ16.99mmで重さが1.83kg。

 カラーはアイスブルーのみで、価格はRyzen AI 5/16GB/512GBで15万4000円、Ryzen AI 7/16GB/1TB/FHD+で17万4000円、Ryzen AI 7/16GB/1TB/QHD+で20万4000円となる。

 いずれも最新の無線通信規格であるWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応。インターフェースも共通でUSB 3.2 Gen 1 Type-A×1、HDMI 1.4、ヘッドホン端子、DisplayPort 1.4、Power Delivery対応のUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポート×2を搭載する。

 セキュリティー面では、Windows Hello対応の指紋認証センサーを搭載し、Windowsの新機能「Recall」にも対応するという。

 また「Dell Plus」ブランドの共通コンセプトとして、高い堅牢性と冷却性を実現するため、アルミシャーシが採用されていることが特徴だ。

 同社の製品担当者、松原氏はAMDの最新プラットフォームを搭載したことで、従来高価格帯であったCopilot+PCがコスパ良くユーザーへ提供できると述べていた。

 Dell 14 Plusは最小構成で14万台からと今までのCopilot+PCと比較するとかなり価格帯を抑え、展開される印象だ。

 なお、発表会には、日本AMDの代表取締役副社長である関氏が登壇し、AMDの最新AIプラットフォームについて説明。

 デルとAMDは長年にわたり緊密な関係を築いており、日本市場は特にデルのAMD製品採用が先行している地域であり、Ryzenプロセッサーを最も早く採用したのもデルであることが強調されていた。

 またAI PC市場については急速に拡大しており、IDCの予測では2024年の1億1200万台から2028年には2億5700万台へと倍増し、2028年にはPC市場のほぼ全てがAIPC化されると見込まれていることもコメントしていた。

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