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MSIの23.6インチモニター「MAG 242C」をレビュー

物価高なのに性能アップで価格を下げるという、ありがたいゲーミングディスプレーを複数買いしたい

2025年04月25日 12時00分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 最近のディスプレーの主流モデルは27インチクラスだが、ゲーミングディスプレーにおいては24インチクラスというのが根強い人気だ。大画面だと視野いっぱいに広がり没入感が生まれるものの、画面全体を把握したいときは視線を大きく動かす必要がある。これが24インチクラスだとほとんど視線を動かさずとも画面全体を見渡せるサイズ感であり、プロゲーマーが好んで使っていることが多い。

 そんな24インチクラスのディスプレーがエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から発売された。23.6インチの湾曲ゲーミングディスプレー「MAG 242C」で、2023年秋に発売された「G24C4 E2」の後継モデルにあたる。試用機をお借りしたのでレビューしていこう。

最大発色数と色域が向上、AI Vision機能も新たに搭載

MSIの23.6インチの湾曲ゲーミングディスプレー「MAG 242C」

 まずは外観から。サイズは約539(W)×221(D)×395(H)mmで、重量は約3kgと非常に軽量。それでいて電源内蔵のためACアダプターが不要で、コンセント周りもスッキリできる。

 ツールレスでスタンドの組み立てが可能で、調整機構はチルト(-5°~20°)のみ。VESA100マウントのネジ穴が装備されているので、必要であればディスプレーアームと組み合わせて使いたい。

調整機構はチルトのみ。必要に応じてディスプレーアームと組み合わせよう

背面はMSIのゲーミングディスプレーらしいロゴ入りデザイン。VESA100のネジ穴が用意されている

 湾曲率は1500Rで、23.6インチVAパネルのフルHD解像度を採用。リフレッシュレートは180Hzで応答速度は1ms(MPRT)。最大表示色は約10億7300万色、最大輝度は300nitsでコントラスト比は3000:1。HDRに対応し、色域はsRGBが98.43%、DCI-P3が91.53%となっており、前モデルの「G24C4 E2」より広色域で発色数が多く、輝度も明るくなっている。

最大表示色は約10億7300万色となり、発色も前のモデルに比べよくなっている

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