FramePackの実力と今後の可能性
実際に使ってみて、FramePackは期待通りの実力を持っていることが分かった。特にプロンプトと初期画像を設定するだけで滑らかな動きの動画が生成できる簡単さや、動画の長さを簡単に調整できる点は特筆に値する。
さらに、ComfyUIで活用できる「ComfyUI-FramePackWrapper」も既に公開されている。これを使えばノードベースの操作でControlNetなどと組み合わせた複雑なワークフローも実現できるようになるだろう。
ただし気になった点として、生成中のSSDへの読み書きアクセスが異常に多い点がある。長時間の生成を繰り返すと、SSDの寿命に影響が出ないか少々不安を感じる。
開発が始まったばかりのFramePackだが、公式版の改良に加え、Nirvash版のような派生版の開発も活発だ。今後はさらなる機能追加や最適化が期待できるだろう。動画生成AIの世界に革命を起こしたと言っても過言ではないだろうこのツールの今後に大いに期待したい。
最後に、長時間(120秒)の動画を寝る前に仕込んでみた。朝起きると途中でエラーで停止していたものの、1分程度までは問題なく生成できていた。
プロンプト:The girl dances gracefully, with clear movements, full of charm.
簡単なプロンプトにしてはかなりよくできているのではないだろうか。
Framepack 57秒 pic.twitter.com/v5qEYc5rFY
— kazuhiro taguchi (@tagkaz) April 21, 2025
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