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最安常連のPalit製品で、値下がりしたGeForce RTX 5070のパフォーマンスを再確認

最新ゲームタイトルをWQHDで遊んでみた

 8コア/16スレッドCPUのRyzen 7 9700Xなどで組んだピラーレスゲーミングPCに、GeForce RTX 5070 GamingPro OCを取り付けて、その可能性を確かめていこう。

テストPCは、Ryzen 7 9700Xや、DDR5-6400 32GBなどで構成した

ピラーレスPCケースに組み込んでテスト。CORSAIR簡易水冷「NAUTILUS 360 RS ARGB」のラジエーターファンを含めて、計6基のファンを搭載。いずれも静音指向の低速回転で運用している

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 7 9700X」
(8コア/16スレッド、最大5.50GHz)
CPUクーラー CORSAIR「NAUTILUS 360 RS ARGB White CW-9060095-WW」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」
(AMD X870、ATX)
メモリー CORSAIR「VENGEANCE DDR5 CMK32GX5M2B6400C32」
(16GB×2、DDR5-6400)
ビデオカード Palit「GeForce RTX 5070 GamingPro OC」
(GeForce RTX 5070、12GB GDDR7)
ストレージ Samsung「980 PRO 2TB MZ-V8P2T0B/IT」
(2TB M.2 SSD、PCIe4.0×4)
PCケース ドスパラ「ドスパラセレクト XR PASTEL PURPLE」
(ピラーレスミドルタワー、ATX)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX V PLATINUM PRO 1000W WHITE SF-1000F14TP-WT」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Home」(24H2)

ネイティブ解像度で狩猟を楽しめる

 「モンスターハンターワイルズ」から、その実力を確認していこう。グラフィックス設定はプリセットで「ウルトラ」を選択し、ビデオメモリー(VRAM)容量にあわせて、「テクスチャ品質」を「最高(高解像度テクスチャ)」から「高」に変更した。レイトレーシングは「高」を選んだ。そのほかフレーム生成(FG)は、オフならびにオン、アップスケーリングの品質はネイティブ解像度でレンダリングされるDLAAと、クオリティ(1706×960ドットでレンダリング)で試した。

 フレームレートはソロオンラインでプレイし、ベースキャンプ「隔ての砂原」を、一定ルート移動した際を「CapFrameX Ver1.7.5 Beta」(MsBetweenDisplayChange基準でfpsを算出)で記録した。

 フレーム生成を効かせることで、ネイティブ解像度でもスムーズにゲームを楽しめるフレームレートを記録している。フィールドの環境要素でも若干異なってくるが、ベースキャンプよりもGPU負荷が増す、大型モンスターの狩猟時(10分~20分程度)も、プレイ感を損なうようなカクつきはなかった。

 画質を維持するなら、DLAAをベースに、フレームレート優先ならDLSS クオリティ品質をベースに、レイトレーシングをオフにするなどして、フレームレートを伸ばすのが良いだろう。

”アサクリ”最新作も快適なプレイを狙える

 続いて、日本を舞台とした「アサシン クリード」シリーズ最新作の「アサシン クリード シャドウズ」で確かめていこう。 グラフィックス設定はプリセットで「最高」を選び、レイトレーシングは「全体的に拡散+反射」に設定した。フレーム生成(FG)は、オフならびにオン。アップスケーリングの品質はネイティブ解像度でレンダリングされるDLAAと、クオリティ(1706×960ドットでレンダリング)で試した。フレームレートの計測には、ゲーム内蔵ベンチマークを利用した。

 フレーム生成を効かせることで、DLAAでも、60fpsを維持できている。動きの激しいシーンでは、フレームレートがさらに伸びるクオリティ品質が望ましいところ。いずれにせよ、「GeForce RTX 5070 GamingPro OC」でアサクリ最新作をWQHDディスプレーで楽しめるのは、間違いなしだ。

激重な「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」もMFGで快適プレイ

 次はGeForce RTX 5000シリーズで使えるDLSS MFG(Multi Frame Resolution)に対応している「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」をプレイだ。

 フレームレートは60fpsを維持できれば、インディ・ジョーンズの世界を満喫できるが、GPU負荷が高いうえ、画質を上げるとともに必要なVRAM容量も大きくなる。

 ここではグラフィックス設定を、上から2つ下のプリセット「ウルトラ」を選び、使用VRAM容量に影響する「テクスチャのプールサイズ」は「中」に変更した。そのほか、「パストレーシング(フルRT)」を「フルRT」、「DLSSレイ再構築」を「オン」に設定した。アップスケーリングはDLSS、品質はDLAAならびに、「品質」。「フレーム生成」(MFG)は「2×」ならびに「4×」で確かめた。

 冒頭のジャングルを一定ルート移動した際のフレームレートを、「CapFrameX Ver1.7.5 Beta」で記録している。

 従来と同じ、2×のフレーム生成でもアップスケーリングを「品質」で効かせることで、min(1% Low)も60fps近くを出せているが、MFG 4×を使うことでネイティブ解像度の2560×1440ドットで、avg、min(1% Low)とも余裕のフレームレートになっている。

 GeForce RTX 5000シリーズのメリットとなるDLSS MFGを使うことで、4Kに次いで高精細なWQHDで激重ゲームを楽しめる。プレイしたいゲームが必ずしもDLSS MFGに対応しているとは限らないが、効くゲームではGeForce RTX 5070ビデオカードでも快適なWQHD、4Kゲーミングを狙えるのだ。

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