最安常連のPalit製品で、値下がりしたGeForce RTX 5070のパフォーマンスを再確認
2025年04月19日 13時00分更新
最新ゲームタイトルをWQHDで遊んでみた
8コア/16スレッドCPUのRyzen 7 9700Xなどで組んだピラーレスゲーミングPCに、GeForce RTX 5070 GamingPro OCを取り付けて、その可能性を確かめていこう。
| テスト環境 | |
|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 7 9700X」 (8コア/16スレッド、最大5.50GHz) |
| CPUクーラー | CORSAIR「NAUTILUS 360 RS ARGB White CW-9060095-WW」 (簡易水冷、360mmラジエーター) |
| マザーボード | GIGABYTE「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」 (AMD X870、ATX) |
| メモリー | CORSAIR「VENGEANCE DDR5 CMK32GX5M2B6400C32」 (16GB×2、DDR5-6400) |
| ビデオカード | Palit「GeForce RTX 5070 GamingPro OC」 (GeForce RTX 5070、12GB GDDR7) |
| ストレージ | Samsung「980 PRO 2TB MZ-V8P2T0B/IT」 (2TB M.2 SSD、PCIe4.0×4) |
| PCケース | ドスパラ「ドスパラセレクト XR PASTEL PURPLE」 (ピラーレスミドルタワー、ATX) |
| 電源ユニット | SUPER FLOWER「LEADEX V PLATINUM PRO 1000W WHITE SF-1000F14TP-WT」 (1000W、80PLUS PLATINUM) |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home」(24H2) |
ネイティブ解像度で狩猟を楽しめる
「モンスターハンターワイルズ」から、その実力を確認していこう。グラフィックス設定はプリセットで「ウルトラ」を選択し、ビデオメモリー(VRAM)容量にあわせて、「テクスチャ品質」を「最高(高解像度テクスチャ)」から「高」に変更した。レイトレーシングは「高」を選んだ。そのほかフレーム生成(FG)は、オフならびにオン、アップスケーリングの品質はネイティブ解像度でレンダリングされるDLAAと、クオリティ(1706×960ドットでレンダリング)で試した。
フレームレートはソロオンラインでプレイし、ベースキャンプ「隔ての砂原」を、一定ルート移動した際を「CapFrameX Ver1.7.5 Beta」(MsBetweenDisplayChange基準でfpsを算出)で記録した。
フレーム生成を効かせることで、ネイティブ解像度でもスムーズにゲームを楽しめるフレームレートを記録している。フィールドの環境要素でも若干異なってくるが、ベースキャンプよりもGPU負荷が増す、大型モンスターの狩猟時(10分~20分程度)も、プレイ感を損なうようなカクつきはなかった。
画質を維持するなら、DLAAをベースに、フレームレート優先ならDLSS クオリティ品質をベースに、レイトレーシングをオフにするなどして、フレームレートを伸ばすのが良いだろう。
”アサクリ”最新作も快適なプレイを狙える
続いて、日本を舞台とした「アサシン クリード」シリーズ最新作の「アサシン クリード シャドウズ」で確かめていこう。 グラフィックス設定はプリセットで「最高」を選び、レイトレーシングは「全体的に拡散+反射」に設定した。フレーム生成(FG)は、オフならびにオン。アップスケーリングの品質はネイティブ解像度でレンダリングされるDLAAと、クオリティ(1706×960ドットでレンダリング)で試した。フレームレートの計測には、ゲーム内蔵ベンチマークを利用した。
フレーム生成を効かせることで、DLAAでも、60fpsを維持できている。動きの激しいシーンでは、フレームレートがさらに伸びるクオリティ品質が望ましいところ。いずれにせよ、「GeForce RTX 5070 GamingPro OC」でアサクリ最新作をWQHDディスプレーで楽しめるのは、間違いなしだ。
激重な「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」もMFGで快適プレイ
次はGeForce RTX 5000シリーズで使えるDLSS MFG(Multi Frame Resolution)に対応している「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」をプレイだ。
フレームレートは60fpsを維持できれば、インディ・ジョーンズの世界を満喫できるが、GPU負荷が高いうえ、画質を上げるとともに必要なVRAM容量も大きくなる。
ここではグラフィックス設定を、上から2つ下のプリセット「ウルトラ」を選び、使用VRAM容量に影響する「テクスチャのプールサイズ」は「中」に変更した。そのほか、「パストレーシング(フルRT)」を「フルRT」、「DLSSレイ再構築」を「オン」に設定した。アップスケーリングはDLSS、品質はDLAAならびに、「品質」。「フレーム生成」(MFG)は「2×」ならびに「4×」で確かめた。
冒頭のジャングルを一定ルート移動した際のフレームレートを、「CapFrameX Ver1.7.5 Beta」で記録している。
従来と同じ、2×のフレーム生成でもアップスケーリングを「品質」で効かせることで、min(1% Low)も60fps近くを出せているが、MFG 4×を使うことでネイティブ解像度の2560×1440ドットで、avg、min(1% Low)とも余裕のフレームレートになっている。
GeForce RTX 5000シリーズのメリットとなるDLSS MFGを使うことで、4Kに次いで高精細なWQHDで激重ゲームを楽しめる。プレイしたいゲームが必ずしもDLSS MFGに対応しているとは限らないが、効くゲームではGeForce RTX 5070ビデオカードでも快適なWQHD、4Kゲーミングを狙えるのだ。
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