3スロット占有のトリプルファンVGAクーラーを装備
GeForce RTX 5070 GamingProシリーズのVGAクーラーは、「TurboFan 4.0」や角度のあるヒートシンクフィン設計で静音性と冷却効率を向上させた「Air Deflector」などの最新技術が採用されている。ゲーム中も静かに、なおかつしっかりと冷却できることを期待できる。
GeForce RTX 5070 GamingProシリーズは、3スロットを占有するトリプルファンVGAクーラーを搭載。カードサイズは331.9×127.1×60mm
バックプレートは、ブラックベースにGAMINGPROのロゴを配したシンプルなデザインだ
カード長は331.9mm。側面もカバーで覆い高い耐久性を実現する
厚さは60mmで、3スロットを占有する。VGAクーラー後部には、ステー用のネジ穴を備える
ブレード端のウィングレットや、ブレード背面の溝などが特徴の「TurboFan 4.0」
VGAクーラーの後部はファンからの風が抜けるおなじみの構造だ
出力端子は、DisplayPort×3、HDMI×1の4系統になる
16(12+4)ピンの補助電源を採用する。コネクター横には、アドレサブルRGB LEDヘッダーピンを装備。マザーボードと接続することでLED制御もできる
分解してVGAクーラーと基板を眺めてみた
せっかくの機会なので、GeForce RTX 5070 GamingPro OCを三枚おろしにしてみた。なお、ビデオカードに限らないが、分解するとメーカーの保証は一切受けられなくなるので、分解は自己責任となる。
ショート基板を採用。基板後部には、8ピンPCIe補助電源コネクター用と思われるパターンが残っている
GPUコアの周辺に6つのメモリーチップが搭載されている
GPUコアには、GB205-300-A1の刻印が入っている
メモリーチップは、Samsung「K4VAF325ZC-SC28」を採用
出力端子側に、9フェーズの電源回路が搭載されている
評価機のDrMOSは、Alpha&Omega「AOZ5311NQI-03(BLN3)」が実装されていた
分解したVGAクーラー部分
VGAクーラーの要となるGPUコア、メモリー、電源回路の冷却部
GPUコアとの接触部は、銅製プレートが備わっている
メモリーチップとの接触部。凸形状+厚いサーマルパッドで構成されている
電源回路との接触部にも、厚いサーマルパッドが採用されていた
クーラー後部。ヒートシンクには、6本のヒートパイプで、GPUコアなどの熱を伝える仕組みだ