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出っ張り極小「Pixel 9a」のデザインをGoogle自ら解説 バッテリー増量に秘密も

2025年04月14日 18時15分更新

 グーグルは、自社ブログに「Google Pixel 9a、3つの大きなデザイン刷新」と題する投稿をポスト(https://blog.google/intl/ja-jp/products/devices-services/pixel-9a-new-design-camera/)。カメラ部の出っ張りがほとんどないことでも話題のPixel 9aのデザインについて、3つの点から紹介した。

Pixel 9a

デザイン的な魅力も大きい「Pixel 9a」。Google側の考えをブログで投稿

ミニマルデザインを取り入れて、カメラバーとお別れ
出っ張りを減らすためにスペックは下がるも「優れたカメラ体験」

 今回ピックアップされたのが「カメラバーとの別れ」「新設計、大容量バッテリー、明るい画面」「新たなカラー「Iris」」の3点。

 一番に取り上げたのがやはりカメラ部。Pixelならではのピル(錠剤)型カメラを残しつつ、ミニマルデザインを取り入れてカメラバーを廃止。さらに突起を縮小することで、ポケットに収まりやすく、また平らな場所に置いてもぐらつかない形状にした。

Pixel 9a

カメラ部のデザイン検討時に出されたさまざまなアイデア

 カメラの突起を減らすために、Pixel 8aからスペックも落とされているわけだが(1.73型/6400万画素→1/2型/4800万画素)、「高いカメラ品質基準を維持することに成功」「同価格帯のスマートフォンと比較して優れたカメラ体験」と十分な性能を持っている点をアピールするとともに、「マクロフォーカスを搭載した初のGoogle Pixel Aシリーズ」と進化点も紹介している。

Pixel 9a

左上がPixel 9、右がPixel 8a、下がPixel 9a。出っ張りは圧倒的に小さくなっている

薄型OLEDパネルの採用で出っ張り減らす&バッテリー増量

 続いては「大容量バッテリーと明るい画面」。両者は一見関係無いように見えるが、実際はそうではない。

 Pixel 9aに搭載されている6.3型プラスチックOLED(有機EL)はより薄型、かつ明るいパネルを採用(最大輝度1800ニト)。最大120Hzのリフレッシュレートに対応というのはPixel 8aと同じだが、今回は60~120Hzの可変駆動もサポートしたことで、省電力性能にも優れる(これらのスペックはPixel 9と同様)。

 また、薄型パネルにより、カメラの出っ張りを減らせたほか、本体の厚みは8.9mmとPixel 8aと同じでありながら、バッテリー容量は4492mAh→5100mAhと増やすことができた。

紫のカラーはPixel 3aの人気色からのインスパイア
純正ケースは異なる本体色との組み合わせで楽しむのもあり

 最後は新色のIrisについて。紫がかった淡い色が魅力的だが、この色はPixel 3aで人気だったカラー、Purple-ishからインスパイアを受けているという。「落ち着きがありながら自信に満ち、個性的でありながらも幅広い層に受け入れられる」と説明している。

Pixel 9a

紫にも青にも見えるIris

 また、純正ケースにも触れ、「ケースを外さなくても中のカラーが見えるデザイン」と紹介。純正ケースは本体色と同じ4色が用意されているが、同色で揃えるだけでなく、異なる色で組み合わせて楽しむことも想定しているというわけだ。

Pixel 9a

純正カバーを取り付けたところ。カバーを付けた状態で本体色が見えるのは狙い。異なる色の組み合わせでも良さそうだ

 

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