創作のプロセスを激変させる画像生成AI「Midjourney V7」の使い方 ドラフトモード、パーソナライズ機能に大注目
2025年04月25日 07時00分更新
ドラフトモード(Draft Mode)
「ドラフトモード」の導入はV7の目玉とも言える機能だ。このモードを使用すると、通常の10倍もの速度で画像を生成できる上、GPU使用量は半分という驚きの低コストで利用できる。画質は通常モードより低いがすぐに生成されるため、アイデアを素早く視覚化したい時や、多くの表現を試したい場合に非常に便利だ。
ドラフトモードを利用するには、プロンプトウィンドウの右にある「ドラフトモード(稲妻)」アイコンをクリックするだけでよい。また、通常モードでも「--draft」パラメータを追加すれば、ドラフトモードで実行可能だ。
それでは実際に試してみよう。ドラフトモードをオンにした状態でプロンプト(今回は「不思議な風景」)を入力し、Ctrl + Enter(Command + Enter)で実行しよう。10〜15秒であっという間に4枚の画像が生成される。
カーソルの上矢印(↑)キーで前回のプロンプトを呼び出せるので、ガチャのように通常かかるGPU時間を気にせずに同じプロンプトを試すことも可能(もちろん限度はある)だ。
気に入った画像ができたら、「Enhance」ボタンを使って高品質版を生成することもできる。これにより、ラフなアイデア出しから最終的な高品質画像まで、シームレスなワークフローが実現する。
Enhanceによって生成された高品質版。なお、描画時間はドラフトモードと異なり通常と同じくらいの時間がかかる。
また、画像を直接アップスケールすることも可能で、画像をクリックして開き、「Creation Actions」メニューからアップスケールオプションを選択できる。ドラフトで作成された画像でも、そのままアップスケールして使うことができるのだ。
下の動画はドラフトモードで大量の画像作成をしているところ。最後に「Enhance」モードによる通常生成もしているので描画スピードの差がわかるだろう。
Midjourney V7ドラフトモード pic.twitter.com/FoLy7P0WU4
— kazuhiro taguchi (@tagkaz) April 18, 2025
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