VTuberのdtto.さん、折咲もしゅさんにもちょっとインタビュー
「ストリートファイター6」で目隠しプレイヤーと指示役が協力! 「傀儡杯」を企画・実施した学生さんに話を聞いた
2025年04月10日 11時00分更新
視聴者が面白い企画を考えるというシンプルなことが一番難しい
──傀儡杯の企画を考えて、実現するために苦労したポイントがあれば教えてください。
中島さん企画を考えてそれを見てもらうということをこれまでやったことはなくて、それを考えるというのが一番苦労したかなと思います。やっぱり自分が面白いと思っていても、ほかの第三者が面白いと感じてくれなかったら、それは結局身内ノリみたいになって覚めてしまうので。やはり万人受けというか、誰が見ても面白いと思ってもらえるように、企画を練ることがすごく難しかったです。
石矢さん:まずは、コンペの際にどのように魅力を伝えるのかや、どうしたらみんなが面白く見てくれるかを考えるのが難しかったです。中島君の企画に決定してからは、REJECTさんに台本と進行構成案を中島君と一緒に任せてもらったんですけど、どこまでのクオリティーが求められているのかというのと、自分たちがいつもやっている形式でどこまでやっていいのかというのが手探りだったので、難しかったですね。
──西尾先生は、指導する側だったと思いますが、その際に大変だったことがあれば教えてください。
西尾先生私は教員として見守る立場でしたので、REJECTやNURO 光の方々にお任せしておりました。やはり傀儡杯を企画する際に、やはり学生自身が面白いと思っていても、それが本当に面白いかどうかというのがわからないですし、考えた企画をあらためてプレゼンテーションをして、相手に面白いと思ってもらえるようなものでないとならないということに対して、中島君の企画もそうなんですけど、タイトルから細かくこだわったほうがいいんじゃないかとか、ルールを少し変えたほうが面白いんじゃないかといったアドバイスをいただき、細部まで詰めていく作業がたくさんあったんです。神戸校で参加した生徒はまだ1年生しかいませんでしたので、1年生ながらによくがんばったなと思う反面、実際にプロの方々が求めているクオリティーのレベルの高さっていうのを改めて実感しました。そのため、技術はまだまだこれからだなと思っています。
──このイベントを通じて、生徒さんたちにはどのようなことを感じたり学んだりしてほしかったんでしょうか?
西尾先生やっぱり企業の方々がどのようなレベルで仕事をしているのかというのを、直接感じてほしかったということと、企業の方々はさまざまな目線をもって仕事をされているので、今回でいうと視聴者の方に楽しんでもらいつつ、NURO 光のミッションもこなさなくてはいけないという側面もあったりするので、本当に色々な角度から考えられているんだなと。それを、実際に学生も一緒に考えさせていただくことで、業界に出た時に経験として活きるといいなと考えていました。
──中島さんと石矢さんは、もし第2回傀儡杯が開催されるとしたら、どこかここは改善したいと思うポイントはありますか?
中島さん自分だったら、今回はゲーム音はありだったので、ゲーム音もなしにしても面白いかなと思いましたね。
──それだけでもさらに難しくなりそうですね。
中島さん今回の企画だと、どうしても傀儡側が目立ってしまうので、もし次があるとしたら、指示役の方ももう少し目立ってほしいというのがありました。音が聞こえると、自分の経験や感覚で判断できてしまう部分もあるかなと感じたので、それすらもなくせば、より指示役の方にも焦点が当たるなと思いました。
石矢さん:私は、指示役も傀儡役も両方オフラインでやってみたいなと思いました。あとは、今回はラウンドごとに片方のチームのみの音声を入れていたのですが、両方の音声を入れたら常にガヤガヤしていてもっと盛り上がっている感じを届けられたのかなとも思いました。
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