最新ゲーミングノートをアキバで一気見。NVIDIAイベントで各社RTX 50シリーズ搭載機が展示
2025年04月07日 11時15分更新
NVIDIAは4月5日、秋葉原にて「GeForce RTX 50シリーズ ノートPC メディア説明会&デモショーケース」を開催した。
本イベントでは同社から1月に発表されたGeForce RTX 50シリーズを搭載した各メーカーの最新ノートPCについて紹介されたほか、ゲストを招いたデモセッション、一般ユーザー参加型のプレゼント企画などが行われた。
製品紹介だけでなく、DLSS 4を搭載したゲーム、4:2:2 4Kマルチカム編集、FP4を活用した画像生成AI、NVIDIA BroadcastやChat RTXなどのデモ機の展示なども実施されていた。
電力効率と性能で大幅に強化されたGeForce RTX 50シリーズ
GeForce RTX 50シリーズは電力効率と性能において、前世代から大きな飛躍を遂げたGPUとなっている。
同社によると電力面では、RTX 50シリーズ ノートPCは、前世代の性能を半分の電力で2倍高速、2倍大きなAIモデル、40%高速なビデオ編集、40%長いバッテリー時間などを実現しているという。
またRTX 50シリーズに採用された「Blackwellアーキテクチャー」は、第5世代Tensorコア、第4世代RTコア、AI Management Processor(AIとグラフィックスの連携)、そしてBlackwell SM(ニューラルシェーダー向け)などを搭載。これにより、AI処理能力も大幅に向上し、より複雑なAIモデルを高速に実行できるだけでなく、レイトレーシング性能も上がっている。
さらにBlackwellアーキテクチャーは、マルチフレーム生成のために設計・最適化されている。DLSS 4と呼ばれる技術により、AIが複数のフレームを生成することで、ゲームやコンテンツ制作のグラフィックスパフォーマンスを大幅に向上させることが可能。
DLSS 4では、表示されるピクセルの約94%がAIによって再構成または生成され、DLSSを使用しない場合と比較して最大8倍のフレームレート向上ができるとしている。
各社最新のRTX 50シリーズ搭載ノートも大集合!
本イベントではASUS、日本エイサー、MSI、GIGABYTE、サードウェーブなど、各メーカーからすでに発表されているRTX 50シリーズ搭載ノートPCも展示。その性能をアピールするデモンストレーションが実施されていた。
グラフィックスパフォーマンスを大幅に向上させたDLSS 4で最新ゲームをプレーできたほか、ASUS ROGの「ROG Strix SCAR 16 G635LW」のデモ機ではRTX50シリーズとAIにより高度な映像編集などを試せたり、MSIの「Titan 18 HX AI A2XW」ではAIが画像生成したものをシンプルな3Dオブジェクトにするなどといったデモが体験できた。
最新GPUというとゲームのパフォーマンスを向上させる一面が強く印象に残りがちだが、今回のデモ機ではクリエイティブな作業やAIを活用した新しいアプリケーションにおいても、その能力を大きく発揮できることを示すことができると感じた。
またイベント後半ではゲストで声優の黒木ほの香さんを招いたデモセッションも開催。
デモセッションでは黒木さんがサイバーパンクを実際にプレーし、RTX 50シリーズによって実現したゲームの画質やフレームレートを向上させるDLSS4を体験。なめらかに画面が動くと驚きの様子だった。
最後は一般ユーザー参加型の景品があたるプレゼント大会も実施され、大盛況のまま幕を閉じた。
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