NVIDIAは任天堂が6月5日に発売する新ハード「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチツー)」に関するブログを公開した。本機は初代Nintendo Switchの10倍に相当するグラフィックパフォーマンスを備えているという。
Nintendo Switch 2はTVモードで4K/60fps(1080p、1440p選択時は120fps)、テーブル・携帯モードで1080p/120fpsのゲームプレイを実現。HDRと最大120Hz可変リフレッシュレートに対応する。
任天堂の公式リリースによると、Nintendo Switch 2のCPU/GPUには「NVIDIA社製 カスタムプロセッサー」を採用。カスタムということで市場に出回っているPCパーツと違い、単純な性能比較はできない。
記事では、カスタムプロセッサーには没入感のある照明や反射、影を作り出すレイトレーシング技術を持つ「RTコア」と、DLSS(ディープラーニング スーパー サンプリング)機能を強化する「Tensorコア」を備えると説明。
DLSSは「モンスターハンターワイルズ」の設定でも話題になったが、要するに「AIで補正して解像度を向上させる」機能だ。これにより、消費電力を抑えつつグラフィックをスムーズかつ美麗に保つことができる。
また、Tensorコアは顔の追跡とビデオチャットの背景除去も担っており、Switch2の新機能「ゲームチャット」でフレンド同士の顔を手軽に画面に投影するのに一役買っている。
さらに携帯モードではNVIDIA G-SYNC技術による可変リフレッシュレートで、非常にスムーズでティアリングのないゲームプレイを保証するという。
NVIDIAは同社のテクノロジーがプレイヤーと開発者の両方にメリットをもたらすと語り、ブログを締めている。
任天堂の技術者がNintendo Switch 2開発の裏話を語る「開発者に訊きました」も、記事執筆時点で「本体編」と「ゲームチャット編」が公開中。こちらも一読し、Nintendo Switch 2が作られるまでの工夫に想いを馳せてみては。
・開発者に訊きました:本体編
https://www.nintendo.com/jp/interview/switch2/index.html
・開発者に訊きました:ゲームチャット編
https://www.nintendo.com/jp/interview/gamechat/index.html
© Nintendo
Nintendo Switch 2 のロゴ・Nintendo Switch 2 は任天堂の商標です。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります