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滑り止めや絶縁保護、簡易防水用として使える

乾けばゴムになる不思議なコーティング剤で工具をドブ漬け!

 ということでドブ漬けです。

ニッパーもピンセットも先端のみドブ漬けです

 ドブ漬けは複数回繰り返そうかと思ったのですが、1回でも思っていたより塗膜が厚くなってくれたため、1回のみで試しました。結果は……ほぼ成功。ピンセットもニッパーもなんとか抜けてくれ、キャップが作れました。

端の薄い部分がピラピラしていますが、ここはあとでカットしました

 なお、ニッパーの方はマスキングテープごと抜け、後でゴムキャップからマスキングテープを剥がす、といった作業になりました。そのせいか、マスキングテープの糊がゴムキャップの内側に少し残ってしまった様子。キャップをかぶせるたびに、ニッパーの刃先が少しべとついてしまうため、実用にはちょっと難アリです。

 とはいえ、マスキングテープの貼り方をもっと工夫すれば何とかなりそう、という手ごたえは感じました。

 あと、やはり1回のドブ漬けでは薄かったので、次チャレンジするなら最低2回、できれば3回ドブ漬けしたいですね。

●アイディア次第で用途が広がる!

 厚くするには重ね塗りするしかなく、結構時間がかかってしまいます。とはいえ、普通の塗料と同じように扱えるため、扱いは簡単。特殊な道具も必要ありませんから、気軽に試せるのが強みです。

 今回試したように、尖ったもののキャップの作成をしてみるのもいいでしょう。また、ハンマーやペンチの先をコーティングして、叩いたりつかんだりする対象を傷付けないようにする、といった用途にも使えそう。コーティングする前に薄いスポンジを巻きつけ、クッション性を高めるのもアリです。

 布に塗れば、しなやかで丈夫なゴムコーティングされた布になります。この布で可動部を覆い、防水や遮光目的で使うというのも面白そうです。

 滑り止めや保護膜として使うのが主な用途ですが、アイディア次第でさらに用途が広がります!

P.S. 2回目のドブ漬けをして厚みを出したら、いい感じになりました!

●お気に入りポイント●

・防水・絶縁保護用で使いやすい

・ドブ漬けで簡単にコーティングできる

・キレイに剥がせるのでやり直しがしやすい

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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