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【ANA最長フライト】羽田→ミラノ 北極越え15時間! 実際に乗って分かった乗り心地&注意点は?

2025年04月02日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●復路は南回りで13時間ほど、空港近くのホテル利用が便利

 復路のミラノ・マルペンサ空港発羽田行き(NH208便)も同じく火・木・日の週3便の運航で、現地時間の10時30分出発。羽田の到着は翌日の7時30分となっています。

 出発が10時30分なので、空港到着を2時間半前と考えると8時頃。ミラノ中心部からアクセスする場合、マルペンサ・エクスプレスも空港バスも5時台から運行しているので、間に合うといえば間に合うのですが、なり朝早くホテルを出る計算に。朝が苦手だったり、余裕を持って移動したい場合、最終日は空港近くのホテルに宿泊するのもいいでしょう。

 マルペンサ空港に隣接するカーゼ・ヌオーヴェ地区に、ホテルがいくつかあり、しかもこのエリアは、ANA便が到着するターミナル1と、LCCが利用するターミナル2を結ぶ無料バスのルートにもなっているので、利用しやすいのがポイントです。

ターミナル1から空港駅を通過して駐車場方面に向かうと、無料バスの停留所があります。カーゼ・ヌオーヴェ地区もルート内なので、無料で移動ができるのがいいですね

 復路は基本的に南回りのルートで、飛行時間は13時間ほど。運航状況をみると早着することが多く、実際は12時間半前後といった感じです。往路ほどではないですが、復路も搭乗している時間は長いので、事前に座席指定をしておいたほうが無難ですね。

●最後方座席はオーバーヘッドビン注意!座席指定は慎重に

 往路・復路ともに注意したいのが、最後方の中央ブロック席。ここはオーバーヘッドビン(荷物棚)が使えないので、荷物の多い方はこのあたりの席はさけたほうがいいかも。

最後方の中央ブロックは、オーバーヘッドビンが使えないので注意!

●復路も2食提供、ただし軽食はなし

 復路も機内食は離陸後と着陸前の2回ですが、途中の軽食提供はありませんでした。

1食目はサーモンとジャガイモのソテーを選択

2食目は和食が恋しくなり、そぼろと玉子の2食丼を選びました

●総括:ANA羽田-ミラノ便はヨーロッパ旅行の新たな選択肢!

 羽田着が7時30分なので東京近郊にお勤めなら、そのままエクストリーム・出社も可能……ですが、ロングフライトなので機内でしっかり寝ておかないと、睡眠不足&時差ボケになってしまうので要注意です。

 以上、ANAの新規就航路線「羽田-ミラノ便」のレポートでした。ミラノやイタリアはもとより、欧州各地へアクセスしやすいので、ヨーロッパ旅行を考えているならオススメの路線だと思います!

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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