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【ANA最長フライト】羽田→ミラノ 北極越え15時間! 実際に乗って分かった乗り心地&注意点は?

2025年04月02日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

 取材のためスペイン・バルセロナへ行ってきました。日本からバルセロナへ向かう場合、直行便はないため、必ず経由便になるのですが、今回はANAが12月に就航したばかりの「羽田〜ミラノ便」に搭乗させていただいたので、その様子を"完全レポート版"としてお届けします。

●往路は北回り!15時間の長旅を快適に過ごすためのコツ

 往路の羽田発ミラノ・マルペンサ空港行き(NH207便)は、火・木・日の週3便の運航。出発は火・木・日の深夜1時5分(前日の25時5分)なので、曜日を間違えないよう要注意です。

NH207便は羽田空港第2ターミナルからの出発。今回は69番ゲートでした

 羽田-ミラノ便は、現状の社会情勢でロシア上空を飛行できないため、北極圏を通る北回りか、ロシア南方を通る南回りの飛行ルートを使います。気象状況によっても変わりますが、通常は往路が北回り、復路は南回りとなっていて、往路の北回りの場合、フライト時間は約15時間。実はこれ現状ANA最長路線となっています。

 機内で過ごす時間が長いので、席選びはこだわりたいところ。通路側のほうがトイレなどで離席する際に便利です。ただ冬期は北極圏を通るときにオーロラがみられる可能性もあり、ミラノ着陸前は、アルプス山脈を見ながらとなるので窓側も捨てがたい。

こちらはエコノミークラスの座席です

身長176cmの筆者が座ると、足下のスペースはこれくらいになります

 また深夜便ということで、フライト中は消灯している時間がほとんど。機内でしっかり寝ておいたほうが、時差ボケ解消にもなるので、寝付けない人はネックピローやアイマスク、耳栓などを用意しておいたほうが良さそうです。

機内が明るい時間はあまりなく、基本的にはみんな寝ています

●USB・電源完備!快適性高めなエコノミークラス

 ちなみに、羽田-ミラノ便の使用機材はボーイング 787-9で、エコノミークラスのシートでも、しっかりとしたフットレストがあるので座りやすいのがポイント。パーソナルモニターにはUSBのType-A端子、足下には電源もあるので、スマートフォンなどの充電も問題なしです。

モニターの下にUSB端子、座席の下にはユニバーサルタイプのコンセントがああります

テーブルは二つ折りタイプ。足元にフットレストがあるとないとでは、フライト後の足の疲れ・むくみが大違いです

●機内Wi-Fiは無料プランあり、ただし北極圏では要注意

 またボーイング 787-9は、昨年からスタートしたWi-Fiでのインターネット接続の無料サービスも利用可能。プレミアムエコノミーおよびエコノミークラスは、 テキスト通信のみ無料となっています(ビジネスクラスは無料で有料フルフライトプランが利用可能)。

テキスト通信だけならインターネット接続が無料です

 実際に使ってみたところ、スマートフォンで接続するとSNSや電子メールの着信通知は受け取ります。ただしアプリを開いてみると、受信や閲覧に失敗することもあり、しばらく放置しておくと閲覧できたりといった感じ。LINEやMetaのMessenger、WeChatなど試したところ、着信通知は届きましたが、メッセージのオープンや送信はエラーになることもありました。

 使えないわけではないですが、ネットのヘビーユーザーだとちょっとストレスを感じてしまうので、その場合は有料プランを購入したほうが無難です。ただし、北回りの場合は北極圏に衛星が飛んでいないこともあり、利用できない時間が結構長くあります。そのためフルフライトプランを購入してしまうとちょっともったいないので注意。これはANAに限らずなので、憶えておきましょう。

有料プランの価格表です

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