G-Master Velox Mini B860 Intel Editionをレビュー
Arc B580&Core Ultra 5でモンハンワイルズは遊べるの?容量19Lの小型ゲーミングPCで検証
2025年04月02日 10時00分更新
黒神話はアップスケーリングすればレイトレも
最後に、「黒神話:悟空 ベンチマークツール」(以下、黒神話ベンチ)の結果も見てみよう。こちらはさらに負荷が高いので、解像度はフルHD、画質レベルは「中」、スーパー解像度は「XeSS」(フレーム生成OFF)を選んだ。なお、フルレイトレーシングも「中」としている。
結果は平均56fps、95パーセンタイルで45fpsと快適プレイの指標となる60fpsにはやや遠い。そこで、負荷を軽くするためにフルレイトレーシングを「OFF」にして、同じ設定で試してみた。
95パーセンタイルで67fpsと、遊べるフレームレートになってくれた。レイトレーシングがないと水面表現などがかなり見劣りしてしまうのだが、ここまでフレームレートが上がるのであれば、OFFにすることも視野に入れたい。
なお、フルレイトレーシングを使いつつもフレームレートを上げたいのであれば、スーパー解像度の設定に「FSR」(サンプリング解像度:50)を選び、フレームレート生成を「ON」にしよう。
結果は95パーセンタイルで78fps。フルレイトレーシングを使いたい場合、アップスケーリング機能のFSRは必須と言えるだろう。
まとめ:価格もサイズ感も性能もゲーミングPCの入門機に最適
「初心者向け」「入門機」というと、ギリギリ実用になる性能で、とにかく価格を下げるためケチりまくったPC……という印象がある。しかし、G-Master Veloxシリーズはそういった製品とは一線を画す。
信頼性の高いPCパーツで長く使えることはもちろん、性能や見た目もイイ。G-Master Velox Mini B860 Intel Editionの場合、そこに可搬性や省スペース性といった魅力も加わる。
「ゲーミングPCが欲しいけれど何を買えばいいのかよくわからない」、「ゲーミングPCは大きいものばかりで置き場所に困る」と悩んでいるなら、候補の1台に入れて欲しいモデルだ。
ちなみに、サイコムは現在「サイコム 春の新生活応援キャンペーン 2025
」を開催している。メモリーが無料アップグレードできたり、対象M.2 SSDが値引きになる。G-Master Velox Mini B860 Intel Edition
の場合、メモリーは無料で標準構成の16GB(8GB×2、DDR-5600)から32GB(16GB×2、DDR-5600)に変更できる。この機会にぜひ。
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