G-Master Velox Mini B860 Intel Editionをレビュー
Arc B580&Core Ultra 5でモンハンワイルズは遊べるの?容量19Lの小型ゲーミングPCで検証
2025年04月02日 10時00分更新
FF14はWQHD・最高品質でプレイできる
ここからは実際のゲームに近いベンチマークソフトを用い、G-Master Velox Mini B860 Intel Editionの実力を探っていく。まずは、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、FF14ベンチ)から。
画質はプリセットの「最高品質」、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)で試した。なお、表示はすべてフルスクリーンで試している。
WQHDや4Kのスコアーは順当だが、フルHDのスコアーが想定よりも伸びなかった。レポート出力機能でフレームレートを見てみると、WQHDのフレームレートは平均88fps・最低39fps。これに対してフルHDでは平均約117.1fps・最低39fpsと、平均こそ上がっているものの最低は同じだった。
画面を見ているときは気にならなかったが、極端に苦手なシーンが足を引っ張ってしまい、スコアーが思ったほど伸びなかったのではないかと考えられる。とはいえ、MMORPGなので最低フレームレートは39fpsもあれば十分快適に遊べるラインだ。
ちなみに、アップスケール機能のFSRはArc B580でも利用でき、解像度スケールを「50」、「常に適用」という設定を4Kで試してみると、スコアーは14244まで跳ね上がり、評価は2段上の「とても快適」になった。4Kプレイを考えているなら、アップスケール機能をうまく活用してほしい。
モンハンワイルズはフルHDで遊べる
次は「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」(以下、MHWベンチ)を試してみよう。FF14ベンチよりも負荷が高く、WQHDだと画質をだいぶ下げなくては難しそうなので、解像度はフルHDを選択。
そのうえで、グラフィックプリセットは「高」、レイトレーシングは「高」とした。なお、アップスケーリングはAMD FSRを選んで、フレーム生成を「ON」にしている。
結果は11502スコアーで、平均フレームレートが67.47fpsと十分遊べるレベルだ。ちなみに、画質を「中」に下げてもスコアーは12184、フレームレートは71.93fpsまでしか上がらなかった。WQHDで遊びたいなら、画質を極端に下げなければ厳しそうだ。
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