“モンハン”や“黄金のレガシー”が4K解像度+最高画質でヌルヌル動く、期待のGeForce RTX 5080を搭載するゲーミングPC「G TUNE FZ-I9G80」に迫った!
2025年04月01日 12時00分更新
4K解像度でもゲームプレイがサクサク、コアなゲーマーでも満足のいく性能
それでは、「G TUNE FZ-I9G80」のゲームパフォーマンスを確かめていこう。
まずは、定番のベンチマークツールである「3DMark」(Version 2.31.8385)だ。DirectX 11のテストである「Fire Strike」において、「G TUNE FZ-I9G80」はFire Strike“無印”で4万を超える高いスコアを発揮した。テスト解像度が4K(3840×2160ドット)となるFire Strike Ultraでも2万以上のスコアを維持しており、3D描画性能は良好だ。
DirectX 12のテストとなる「Time Spy」でも、Time Spy Extremeで1万5000強のスコアをたたき出しているあたりは評価できよう。また、DirectX 12 Future Level 12を使用する「Steel Nomad」でも、「G TUNE FZ-I9G80」のスコアは良好で、8000台という結果は称賛すべきだろう。さらに、DirectX 12 Ultimateの性能をテストする「Speed Way」でも「G TUNE FZ-I9G80」の勢いは止まらず、9000を超えて見せた点は立派だ。
そのほか、リアルタイムレイトレーシング性能を測る「Port Royal」でも「G TUNE FZ-I9G80」のスコアは2万以上と非常に高く、ゲーミング性能はかなり期待が持てそうだ。
「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」は4K解像度の「ウルトラ」プリセット+レイトレ“高”で最高評価
では、実際のゲームではどうなのか、まずは「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」の結果を見てみよう。ここでは、「ウルトラ」プリセットを適用したうえで、レイトレーシングを「高」に設定し、その状態でベンチマークを実行している。なお、「CapFrameX」(Version 1.7.4)を使用して、ベンチマーク中の1パーセンタイルフレームレートも取得している。
カプコンが示す指標では、スコア2万以上で「非常に快適にプレイできます」という最高評価になっているが、「G TUNE FZ-I9G80」は4K(3840×2160ドット)でもそれを満たしている点は立派だ。さすがに、4K(3840×2160ドット)では1パーセンタイルフレームレートが60fpsを割ってしまうものの、50fps弱であればかなり快適にプレイできるはずだ。
「Call of Duty: Black Ops 6」は4K解像度でも1パーセンタイルフレームレートが60fps超え
続いて「Call of Duty: Black Ops 6」のパフォーマンスも見てみよう。ここでは、「極限プリセット」を適用し、「NVIDIA DLSS」を有効に設定。その状態でゲームに用意されたベンチマークモードを実行している。「G TUNE FZ-I9G80」は、4K(3840×2160ドット)でも1パーセンタイルフレームレートが60fpsを超えており、快適にプレーできることは誰の目にも明らか。フルHD(1920×1080ドット)になると、1パーセンタイルフレームレートは130fpsに達し、より高いフレームレートが欲しいコアなプレイヤーでも満足のいくパフォーマンスといっていい。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」も4K解像度で最高評価
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」では、「最高品質」に設定して実行しているが、ここでも「G TUNE FZ-I9G80」のパフォーマンスは優秀だ。スクウェア・エニックスが示す指標では、スコアが1万5000以上で最高評価としており、「G TUNE FZ-I9G80」は4K(3840×2160ドット)でもそれを満たしている。Core Ultra 9 285KとRTX 5080の組み合わせは、期待どおりの高い性能を発揮している。
DLSS 4(Multi Frame Ganeration)を有効にした「Cyberpunk 2077」では、4K解像度でも1パーセンタイルフレームレートが170fpsに
最後に「Cyberpunk 2077」では、最も描画負荷が大きい「レイトレーシング:オーバーライドプリセット」を適用し、ゲーム付属のベンチマークモードを実行している。なお、Cyberpunk 2077はいち早くDLSS 4をサポートしたため、今回はMulti Frame Ganerationをオフにした状態と「4x」に指定した状態のそれぞれでテストした。
まず、Multi Frame Ganerationをオフにした状態では、「G TUNE FZ-I9G80」であっても4K(3840×2160ドット)で平均フレームレートと1パーセンタイルフレームレートがともに60fpsを割ってしまっている。もちろん、1パーセンタイルフレームレートが40fpsもあれば快適にプレーできるタイトルではあるのだが、物足りないと感じる人もいるかもしれない。
そこで、Multi Frame Ganerationを4xにすると、4K(3840×2160ドット)で1パーセンタイルフレームレートは170fps程度にまでと、かなり向上している。RTX 5080を搭載したことで、Multi Frame Ganerationに対応している点も、ゲーミング用途において「G TUNE FZ-I9G80」の強みだ。
長年に渡って最高性能を享受できる「G TUNE FZ-I9G80」なら、非常に高い動作環境を必須とするゲームも快適
以上のテスト結果から明らかなように、「G TUNE FZ-I9G80」のゲームパフォーマンスはかなり高い。4K解像度でも快適なゲームプレーが実現する性能は、ゲーマーにとってかなり魅力的ではないだろうか。解像度をフルHDにすることで、より高いフレームレートでプレーしたい需要を満たす点も要注目だ。
「G TUNE FZ-I9G80」の価格は59万9800円と、決して安価とはいえない。しかし、高スペックなPCを要求するゲームが増えつつあるなか、この「G TUNE FZ-I9G80」の性能であればどんなゲームでも快適にプレーできるという安心感がある。また、ケースの冷却性能が高く、信頼性の高いパーツを揃えていることもあり、長年に渡って最高性能を享受できると考えれば、お買い得感は高い。
これからゲームを始めたい人や、ゲーミングPCのアップグレードを考えている人にとって、この「G TUNE FZ-I9G80」はオススメの1台であることは間違いない。
リフレッシュレート240Hz対応、24.5型ゲーミングディスプレイ「G-MASTER GB2590HSU-B5A」にも注目!
マウスコンピューターの「G-MASTER GB2590HSU-B5A」は、最大解像度フルHD(1920×1080ドット)の24.5型液晶ディスプレイで、色の再現性に優れたFAST IPS方式パネルを採用している。ノングレア(非光沢)タイプのおかげで室内灯など周囲の光が画面に映り込むことが少なく、長時間のゲームプレイでも目が疲れにくい。
また、リフレッシュレートが240Hz、応答速度は0.4ms(MPRT)というおかげで、動きの激しいゲームでも滑らかに映像を表示しやすい。「G TUNE FZ-I9G80」といった高性能ゲーミングPCでは、フルHD解像度でゲームを遊ぶ場合フレームレートが200fpsを超えることが多い。高性能機の性能を活かすには、「G-MASTER GB2590HSU-B5A」のような高いリフレッシュレートをサポートしたディスプレイを検討してほしい。
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