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“モンハン”や“黄金のレガシー”が4K解像度+最高画質でヌルヌル動く、期待のGeForce RTX 5080を搭載するゲーミングPC「G TUNE FZ-I9G80」に迫った!

Core Ultra 9 285K、GeForce RTX 5080に加えて、高品質なパーツを揃えたハイエンド構成

 「G TUNE FZ-I9G80」は、CPUにCore Ultraプロセッサーの中でも最上位モデルとなる「Core Ultra 9 285K」を採用。Core Ultra 9 285Kは、Pコアが8基、Eコアが16基の24コアタイプのCPUで、「Intel AI Boost」と呼ばれるAI処理に特化したNPCを搭載している点が大きな特徴だ。また、Pコアの最大動作クロックは5.5GHzを誇り、ゲーミング用途で高い性能が期待できる。

CPU-Z(Version 2.15.0)の実行結果。CPUはCore Ultra 9 285Kを搭載している

 「G TUNE FZ-I9G80」では簡易水冷クーラーを採用し、ラジエーターは360mmサイズとCPUの冷却にも抜かりはない。ラジエーターはトップパネルに装着しており、そのファンにはLEDが搭載され、内部を赤色に照らし出す。なお、トップパネルにLED用のボタンが用意され、それを押すことで明るさが3段階に変化するほか、完全に消すことも可能だ。

トップパネルに装着されたラジエーターのファン

 GPUは、冒頭でも述べたとおり、NVIDIAのRTX 5080を採用。試用機では、ビデオカードにMSIの「GeForce RTX 5080 16G INSPIRE 3X」(16GB)が装着されていた。このカードは、ブーストクロックが2617MHzとリファレンスどおりだが、全長が288mmと同クラスの製品としては比較的コンパクトなサイズを実現したモデル。GPUクーラーにはバリアリングとブレードが一体化した「STORMFORCEファン」を3基搭載している。また、5本のヒートパイプが使用され、冷却にかなり配慮がなされたビデオカードといっていい。

GPU-Z(Version 2.64.0)の実行結果。ビデオメモリーの容量は16GBだ

 さらに、「G TUNE FZ-I9G80」ではビデオカードを支えるカードステーが装着されているため、カードの重量によるPCIe x16スロットの損傷を防げる点がありがたい。

ビデオカードにはしっかりと支えるカードステーが装着されている。なお、試用機のビデオカードは写真からも分かるとおりMSI製のものだ

 マザーボードはインテルZ890チップセットを採用したモデル。PCI Express(以下、PCIe) x16スロットはPCIe 5.0に対応するほか、Marvell製のLANコントローラーチップ「AQC113」を搭載することで10ギガビットLANをサポートしている。さらに、Wi-Fi 6E対応の無線LANやBluetooth 5も用意されており、場所を選ばずネットワークに接続できる。背面にはType-CのThunderbolt 4も用意されているほか、USBは6系統備わっており、拡張性は申し分ない内容だ。

背面の様子。Thunderbolt 4×2のほか、6基のUSBを装備。USBのうち、黄色いコネクターのLIGHTNING GAMINGポートはレイテンシーが抑えれており、マウスなどの接続に使用する

 ストレージは、M.2 SSDを2TB搭載し、ゲーミング用途で容量が足りなくなることはあまりないはずだ。なお、試用機では、SSDにPCIe 4.0に対応したMicronの「2500 SSDシリーズ」を採用していた。このモデルは、シーケンシャルリードが最大7100MB/s、シーケンシャルライトが最大6000MB/sと高速アクセスを誇っており、実際に試したところ、ゲームの起動やデータのロードなどでストレスを感じる場面はまったくなかった。またメモリーとしてはDDR5-5600を32GB搭載。16GBモージュールが2枚のデュアルチャンネル構成だ。

CrystalDiskInfo(Version 9.6.3)の実行結果。試用機に搭載されいたSSDはMicronの2500 SSDシリーズの2TBモデルだ

 電源は、定格出力が1200Wのものを搭載しており、Core Ultra 9 285KとRTX 5080と組み合わせでも、十分な容量を誇る。また、この電源は、80PLUS PLATINUM認証を取得した高品質モデルである点も見逃せない。なお、電源はケース内部で「シュラウド」(電源ユニット周辺を覆うパーツ)に覆われており、電源のファンが内部のエアフローに影響が及ばないよう配慮されている。

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