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GeForce RTX 4090 Laptopとベンチマーク比較

GeForce RTX 5090 Laptop搭載ゲーミングノートPC、Razer Blade 16 (2025)で内なる平穏を得る

2025年03月27日 22時00分更新

RTX 4090 LT搭載ノートPCと比較する

 今回の検証では、RTX 4090 LTを搭載した「Razer Blade 16 (2023)」と比較を試みる(2年前のレビュー記事はこちら)。デスクトップPCのように冷却システムを共通化できないため、同じ設定でRazer Blade 16の2025年モデルと2023年モデルではどの程度性能が向上したか、という視点でご覧いただきたい。

 ちなみに、2023年モデルは2025年モデルよりもCPUの論理コア数(32基)や、ディスプレーの解像度(WQUXGA+:3840×2400ドット)において優越しており、ボディーもやや厚い(21.99mm)という違いもある。一見すると、Razer Blade 16 (2023)が有利にも感じられるが、果たしてどうなるだろうか?

 今回の検証にあたり、OSはWindows 11 Home(24H2)に統一、GPUドライバーはGameReady 572.83とした。メモリー整合性はオン、Windowsの電源プランは「バランス」、BIOSまわりの設定は各モデルデフォルトのままとしている。

Razer Blade 16(2025)の主なスペック
CPU Ryzen AI 9 370HX
(12コア/24スレッド、最大5.1GHz)
グラフィックス GeForce RTX 5090 Laptop(24GB、GDDR7)
メモリー 32GB、LPDDR5-8000
ストレージ 1TB SSD(NVMe、PCIe 4.0)
ディスプレー 16型(2560×1600ドット/リフレッシュレート240Hz)
通信規格 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
インターフェース USB Type-C(USB4、100W、PD3.0)、USB Type-A(10Gbps)×3、HDMI 2.1、SDカードリーダー(UHS-II対応)、オーディオ入出力(4極プラグ対応)
サイズ/重量 355(W)×250.5(D)×14.9(H)mm/約2.14kg
OS Windows 11 Home(24H2)
Razer Blade 16(2023)の主なスペック
CPU Core i9-13950HX
(24コア/32スレッド、最大5.5GHz)
グラフィックス GeForce RTX 4090 Laptop(16GB、GDDR6)
メモリー 32GB、DDR5-5600
ストレージ 1TB SSD×2(NVMe、PCIe 4.0)
ディスプレー 16型(1920×1200ドット/リフレッシュレート240Hz、3840×2400ドット/リフレッシュレート120Hz)
通信規格 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
インターフェース Thunderbolt 4(100W、PD3.0)、USB Type-C(100W、10Gbps)、USB Type-A(10Gbps)×3、HDMI 2.1、SDカードリーダー(UHS-II対応)、オーディオ入出力(4極プラグ対応)
サイズ/重量 355(W)×244(D)×21.99(H)mm/約2.45kg
OS Windows 11 Home(24H2)

 テストの前にRazer Blade 16 (2025)におけるGPUの切り替えについて解説しておきたい。かねてよりGeForce搭載ノートPCでは、CPU内蔵GPU(iGPU)とディスクリートのGPU(dGPU)の切り替えをシームレスに実行する、「Optimus」テクノロジーを採用してきた。

 しかし、Razer Blade 16 (2025)ではNVIDIAのDDS(Dynamic Display Switch)を利用する「自動選択」がデフォルトだ。一見問題のない設定に思えるが、自動選択の場合、GPU切り替え時に動作が1〜2秒フリーズする。この時 “ポロン”というサウンドが鳴るため、フリーズはデバイスの切断と接続時にともなうものと判断できるが、ユーザーからするとストレスフルでだ。

 そのため、今回の検証ではOptimusモードで実施している。OptimusにするとdGPUからiGPUのフレームバッファーに対し、コピーが発生するのでゲームの平均フレームレートが数%下がるが、今回使用したRazer Blade 16 (2025)ではOptimusのほうが最低フレームレートが落ち込みにくかった。

 原因はRazer Blade 16 (2025)、 RTX 5090 LT、GeForceドライバーのどれかに潜んでいると思われるが、断言できる材料はない。

GeForce RTX 5090 Laptop搭載ゲーミングノートPC、Razer Blade 16 (2025)で内なる平穏を得る

Razer Blade 16 (2025)におけるGPUの切り替え設定。若干の性能を犠牲にしてOptimusによる自動切り替えを使う(中)か、省電力性を犠牲にしてRTX 5090 LTのみを使う(下)か、DDSを利用して自動切り替えにする(上)かの3択である

GeForce RTX 5090 Laptop搭載ゲーミングノートPC、Razer Blade 16 (2025)で内なる平穏を得る

Razer Blade 16 (2025)で「Monster Hunter: Wildsベンチマーク」を動かし、その際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した結果。「dGPU」とはGPU切り替えにおける「NVIDIA GPUのみ」、「External/ dGPU」はNVIDIA GPUかつHDMI出力で外部ディスプレーに出力した時の結果。平均フレームレートではNVIDIA GPUのみに絞ったほうが高いが、最低フレームレートに関してはOptimusのほうが有利という結果が出た。外部ディスプレーにした場合は、さらにフレーム生成の描画乱れも発生し、どちらも低いという結果が出ている(描画乱れが出ない時もあるので、ワーストケースとして見てほしい)

GeForce RTX 5090 Laptop搭載ゲーミングノートPC、Razer Blade 16 (2025)で内なる平穏を得る

上のフレームレートを観測した際のフレームタイムの推移と分布。NVIDIA GPU設定を利用した場合、ところどころでフレームタイムが跳ね上がる(=盛大にカクつく)。Optimusのフレームタイムも跳ね上がる部分はあるが、最大でも140ms(縦軸に注目)である

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