GeForce RTX 4090 Laptopとベンチマーク比較
GeForce RTX 5090 Laptop搭載ゲーミングノートPC、Razer Blade 16 (2025)で内なる平穏を得る
2025年03月27日 22時00分更新
デスクトップPC向けのRTX 5080に近いがVRAM特盛り仕様
まずはRTX 50 LTシリーズのスペックを見てみよう。消費電力の目安となる「GPU Subsystem Power」は、デスクトップPC向けではTGP(Total Graphics Power)に相当する。
ベースの値はRTX 5090 LTの95Wを筆頭にRTX 5070 LTの50Wとだいぶ控えめだが、GPUによって最大150W〜100Wまで引き上げることが許されている。動作クロックもデスクトップPC向けに比べるとかなり控えめだ。
注目したい点はRTX 5090 LTとRTX 5080 LTの差異。メモリーバス幅の仕様からわかる通り、RTX 5090 LTはRTX 5080 LTと同じコア(GB203)だがSM数を3割程度増強し、VRAM搭載量を24GBとしたものとなる。スペックを絞ったデスクトップPC向けのRTX 5080がベースだがVRAMを特盛りにしたもの、という捉え方もできるだろう。
また、RTX 5090 LTはシリーズのフラッグシップだけあって、RTX 5090と同じくNVEncが3基でNVDecは2基となる。この点については、VRAM搭載量とあいまって動画編集メインの人に刺さるスペックと言える。

GPUの情報:「GPU-Z」にて取得。Bus Interfaceを見ると、GPU自体はPCI Express Gen 5のx16接続が可能だが、Razer Blade 16 (2025)ではGen 4のx8で接続している(図は3Dの描画負荷をかけた状態で取得したもの)
RTX 50 LTシリーズで得られる“メリット”については、デスクトップPC向けのRTX 50シリーズと共通だ。ゲーマー向けの価値としては「DLSS MFG(Multi Frame Generation:マルチフレーム生成)」が挙げられる。
また、eSportsシーンで活躍が期待できる「Reflex 2」に関してはまだゲーム側の対応待ちだが、RTX 50シリーズが先行して利用可能になるため、メリットにカウントしてもよいだろう。
動画編集者向けの利点では、NVEncで4:2:2 10bitカラーフォーマットが直接扱える点が大きい。そしてなにより、ニューラルレンダリングの時代になっても最適な性能を提供できる準備(AI Management Processorや整数演算対応の演算器の倍増など)や、TensorコアのFP4対応などが強みとなるはずだ。
NVIDIAはノートPC向けに調整するにあたり、省電力性能の向上にもかなりの力を入れている。クロックをRTX 40シリーズの1000倍高速に切り替えられるようになったので、GPUがより早くより深い省電力モードに移行できる。NVIDIAによれば、バッテリーの駆動時間はRTX 4090 LTから40%向上するという。
ちなみに、RTX 40 LTシリーズは型番末尾に「Max-Q」が付いたモデルが用意されているが、RTX 50 LTシリーズでは型番上に表記がなくても、Max-Qがデフォルトになっているようだ。

RTX Blackwellアーキテクチャーは最初から消費電力と性能の最適点を目指す「Max-Qデザイン」のために設計されているという。前世代よりも2倍の電力効率になり、バッテリー駆動時間は40%向上したという
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