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RF初のパワーズーム「RF-S14-30mm」と大口径超広角「RF20mm F1.4」も登場

キヤノンが11万円台で買える動画用レンズ交換カメラ「EOS R50V」を発表

2025年03月27日 12時15分更新



 キヤノンは動画撮影用カメラ「EOS R50V」を発表した。撮像素子はAPS-Cサイズながら、EOSのRF交換レンズが使用でき、370gと小型軽量なのが特徴。

 同時に、APS-Cサイズカメラ用でRF初のパワーズーム「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」と、フルサイズ用大口径超広角単焦点レンズ「RF20mm F1.4 L VCM」を発表した。

 「EOS R50V」の予想価格はボディのみが11万3300円、「S14-30mm」とのレンズキットが14万800円で5月下旬発売予定。レンズ「S14-30mm」は5万5000円で7月下旬、「20mm F1.4」は28万3800円で4月下旬発売の予定だ。

EOS R50からEVFをとり
370gの小型軽量化を実現

 基本性能はR50を継承し、撮像素子はAPS-Cサイズの2420万画素デュアルピクセルCMOSを搭載。EVFとボディ内手振れ補正は搭載しない。

 動画撮影中心のモードダイヤルや、縦位置での動画撮影のための三脚用ねじ穴、カメラ前面と上部の計2カ所に大型の動画撮影ボタン、動画撮影中に赤色点灯するタリーランプを備える。

 クロップなしの6K オーバーサンプリングによる高画質な4K30P 動画撮影に加えて、 4K60P(crop)の動画撮影が可能。「EOS R SYSTEM」では初めてカラーフィルターを搭載し、シネマティックな映像表現を手軽に楽しめる。「CINEMA EOS SYSTEM」にも搭載されている、用途に応じて画質調整が可能な「カスタムピクチャー」も搭載する。

 3型3:2比率104万画素の背面液晶はバリアングル式でタッチ操作も可能だ。インターフェースは10GbpsのType-CとHDMI出力のタイプD、外部マイク入力、ヘッドホン端子、リモートスイッチRS-60E3対応リモコン端子を持つ。

 サイズは119.3×45.2×73.7mm、質量は370g。

RF初のパワーズーム内蔵
RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ


 パワーズーム内蔵で画角はフルサイズ換算で22.4-48mm相当、EOS R50Vとの組み合わせでは、カメラ側でパワーズーム操作を行え、レンズのズームリングでのズーム操作も可能。ズーム速度はズームリングの回転角度に応じて低速と高速の2 段階、ズーム時に鏡筒が繰り出さない。

 静止画撮影において、レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.0段の手振れ補正効果を実現。また、ボディー内手ブレ補正を搭載したカメラとの協調制御により、中央7.5段、周辺5.5段の手ブレ補正効果を実現。

 最大径φ69.6mm、全長62mm、質量181g最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率0.38倍。

大口径超広角単焦点L レンズ
RF20mm F1.4 L VCM


 静止画に加え動画撮影にも適したF1.4の単焦点Lレンズシリーズの第4弾で、35mmF1.4、24mmF1.4、50mmF1.4に続くものだ。

 「非球面レンズ」「UD レンズ」各2枚と、「スーパーUD レンズ」1 枚を効果的に配置した11群15枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差とフレア・ゴーストを低減。また、キヤノン独自開発の「BR 光学素子」を採用し、高輝度な被写体の撮影においても色収差を低減するなど画面全域で高画質を達成。

 質量の大きいフォーカスレンズユニットの駆動に適した「VCM(ボイスコイルモーター)」により、レンズ内部の後方レンズ群 を移動させてピントを合わせるリアフォーカス方式を採用する。

 最短撮影距離は0.2mで撮影倍率は0.19倍。最大径φ76.5mm、全長99.3mm、質量519gの小型・軽量設計。

「EOS R50V」発表

豊かなボケ味を生かした表現が可能

「EOS R50V」発表

星空などの点像も画面周辺まで美しく描写

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