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老舗”INNO3D”が復活!

文句なしに静かな「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」をレビュー、横広々画面で狩猟を満喫&世界観に没入しよう

2.5スロットはベイパーチャンバーを装備

 2.5スロットと2スロットVGAクーラーを搭載したビデオカードを借りられたので、じっくりと違いを確認してみた。2.5スロットと2スロットVGAクーラーのファンは、ともにファンブレードの外縁が繋がっているリングブレードデザインのファンが採用されている。ファンサイズが90mm径なのは同じだが、若干違いが見られた。

2.5スロットVGAクーラーは、中央のみファンブレードが逆向きになっている。これにはヒートシンクへの風の流れを整える効果がある

ファンの形状は同じだが、ファン厚などは異なっている。分解して確認すると、2.5スロットVGAクーラーのファン型番は「T129215SU」だった

2スロットVGAクーラーのファン。90mm径のリングブレードファンを採用しているのは同じだ

分解して確認すると、ファン型番は「CF12910S」になっていた。厚みが15mmからより薄い10mm厚に

 さらにVGAクーラーを分解していくと、ヒートシンクフィンの厚さのほか、GPUコアとメモリ受熱ベースが異なり、主に触ってきた「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」の2.5スロットVGAクーラーには、大型ベイパーチャンバーが採用されていた。

2.5スロット(上)と2スロット(下)VGAクーラーのヒートシンク部

大きく異なるのは2点で、熱放熱の要となるヒートシンクのフィンサイズが異なっている。左が2.5スロットで、右が2スロットVGAクーラーのヒートシンクだ

2.5スロットVGAクーラーのGPUコアとメモリー受熱ベース部には、ベイパーチャンバーが採用されていた。効率良くヒートシンクに熱を伝えることで高い冷却性能を発揮する

2スロットVGAクーラーの受熱ベース部。標準的な作りだが、非”OC”モデルのRTX 5080にも採用されているので、冷却性能に不足なしというわけだ

両モデルともバックプレートに熱伝導シートが貼られていた。基板裏面からも、放熱を助けるようになっている

知らない人にも推せるINNDO3Dビデオカード

 快適なウルトラワイドゲーミングを実現するパフォーマンスに、安心して長時間プレイできる冷却性能、ゲームへの没入感を妨げない静音性と、抜かりのない実力を示した「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」は、文句なしに推せるビデオカードとなっている。

 「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」と同じ、2.5スロットVGAクーラーはホワイトカラーの「INNO3D GeForce RTX 5080 Ti X3 OC WHITE」や、ブーストクロックを”OC”モデルからさらに引き上げた「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 GAMING OC」にも採用されているので、こちらも狙い目だ。

GeForce RTX 5080ビデオカードを購入するなら、「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」は候補に入れておこう

 これからGeForce RTX 5000シリーズで、自作または既存PCのグレードアップを考えている人は、静かかつ強力に冷やす2.5スロット、ジャスト2スロット、デュアルファン仕様のVGAクーラーを搭載するモデルを用意するINNO3Dに注目だ。

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