老舗”INNO3D”が復活!
文句なしに静かな「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」をレビュー、横広々画面で狩猟を満喫&世界観に没入しよう
2025年03月25日 11時00分更新
プレイの邪魔をしない静音性も良い
モンハンワイルズをはじめ、PCゲームの最強プレイスタイルとなるウルトラワイドゲーミングを可能にしたパフォーマンスを発揮した「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」。視界を埋める横広々画面での高い没入感を邪魔することない、静音性と冷却性も重要になってくる。
ここではモニタリングソフトウェア「HWiNFO64Pro」を使って、モンハンワイルズを7時間近くプレイした際の各種データなどを記録し、後半30分間のGPU温度と、ファン回転数を抽出してグラフ化した。
7時間近くガッツリプレイしたが、GPUコア(GPU Temperature)とメモリの温度(GPU Memory Junction Temperature)は、まったく不安のない温度で推移している。この温度推移ながら、ファン回転率が、30%台となっているのもポイントだ。
7時間近くのプレイを通して、VGAクーラーファンの回転率は40%を超えるときもあったが、ほとんど34~38%となる1400~1500rpm弱での低速回転となっていた。さらに没入感に影響する動作音を、「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」を組み込んだピラーレスPCケースから、40cm程度離れた位置で計測すると、プレイ中は36.7~37.5dBAと、かなり静かでヘッドセットを使わなくともゲームに没入できた。
さらにファン回転率30~100%までの10%刻みで動作音を測ってみた。すると、騒音値が40dBA近くになったのは、回転率80%以上だった。テスト環境のように、CPUクーラーや、PCケースのファンを低速運用する必要はあるが、「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」は、ポン付けするだけで、静かなゲーミングPCとなり得るだろう。
INNO3Dビデオカードを理解しよう
モンハンワイルズなどを横広々画面で楽しめるパフォーマンスや、プレイに没入できる静かさを備えている「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」は文句なしにイチオシと言える。ただ、冒頭で述べたように、INNO3Dは多くのGeForce RTX 5000シリーズをラインアップしているので、その特徴にも触れておこう。
今回高い冷却性能と、静音性を発揮した「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」の2.5スロット仕様のほかに、ジャスト2スロットのVGAクーラーを用意しているのも、INNO3Dのトピックだ。
GeForce RTX 5080の非”OC”モデルと、GeForce RTX 5070 Tiならびに、RTX 5070ビデオカードには、2スロットにピッタリと収まるVGAクーラーが採用されている。
このジャスト2スロットVGAクーラーモデルは、最近増えているコンパクトMicro ATXケースなどを使った小型ゲーミングPCを自作するときに最適だろう。
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