老舗”INNO3D”が復活!
文句なしに静かな「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」をレビュー、横広々画面で狩猟を満喫&世界観に没入しよう
2025年03月25日 11時00分更新
”モンハンワイルズ”を快適プレイ
横広々画面で狩猟を楽しむべく、Ryzen 7 9700Xなどで組んだピラーレスゲーミングPCに、「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」を組み込んでみた。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 7 9700X」 (8コア/16スレッド、最大5.5GHz) |
CPUクーラー | CORSAIR「NAUTILUS 360 RS ARGB White」 (簡易水冷、360mmラジエーター) |
マザーボード | GIGABYTE「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」 (AMD X870、ATX) |
メモリー | CORSAIR「VENGEANCE DDR5 CMK32GX5M2B6400C32」 (16GB×2、DDR5-6400) |
ビデオカード | INNO3D「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」 (GeForce RTX 5080、16GB GDDR7) |
ストレージ | Samsung「980 PRO 2TB MZ-V8P2T0B」 (2TB M.2 SSD、NVMe PCIe4.0×4) |
PCケース | ドスパラ「ドスパラセレクト XR」 (コンパクトピラーレスケース、ATX) |
電源ユニット | SUPER FLOWER「LEADEX V PLATINUM PRO 1000W WHITE」 (1000W、80PLUS PLATINUM) |
OS | Microsoft「Windows 11 Home」(24H2) |
まずは、モンハンワイルズ公式ベンチマークを使って、各解像度の平均フレームレートを確認してみた。
公式ベンチマークは、グラフィックス設定はプリセット「ウルトラ」(高解像度テクスチャ 導入)をベースに、アップスケーリングでネイティブ解像度のDLAAとバランスを選んだほか、フレーム生成をオフならびにオンに設定した。解像度は16:9比の3840×2160ドットと2560×1440ドットとともに、21:9比となる3440×1440ドットで試した。
ベンチマークの平均フレームレートは、想定通りで、アップスケーリングかフレーム生成を使うことで、4K解像度で狩猟を楽しめるフレームレートとなっている。本命の解像度3440×1440ドットは、4Kからレンダリング解像度が下がるため、フレームレートは4Kからフレーム生成オフ時で15fps程度、オン時で35fps程度伸びている。
フレーム生成を効かせなくとも、60fpsを維持できているのがポイントだろう。スタッタリング(カクツキ)よりも、ティアリング(映像が左右にずれるなどの現象)が気になるというひとも、60fps(60Hz)~での垂直同期を有効にした快適なプレイを狙える。
高精細な3440×1440ドットで快適狩猟を満喫だ
ここからは、実際にモンハンワイルズをプレイ(ソロオンライン)して、そのパフォーマンスをチェックしてみた。公式ベンチマークで平均フレームレートが余裕で60fpsを超えていた「ウルトラ」(高解像度テクスチャ、レイトレーシング:高)に、画質を優先してアップスケーリングはネイティブ解像度のDLAAを選び、フレーム生成をオフならびにオンに設定して試した。
フレームレートは「隔ての砂原」のベースキャンプ内を移動した時と、「レ・ダウ」「ネルスキュラ」「アジャラカン」の大型モンスターを狩猟した際を、「CapFrameX」で記録してみた。
ベースキャンプはフレーム生成を効かせなくとも、avgは60fpsを超えているが、min(1% Low)は、30fpsまで落ちている。プレイ感を損なう大きなカクツキこそなかったが、実プレイではフレーム生成かアップスケーリングを効かせるのが良さげだ。
続いて、3440×1440ドットのネイティブ解像度、フレーム生成オンの状態で何度か狩猟すると、avgは余裕を持って60fps超えを記録し、min(1% Low)も50~60fps台となった。
プレイ感もスムーズで、討伐まで10分以上要している狩猟時のスタッタリングを「CapFrameX」で確認すると、いずれも0.21~0.6sとわずかだった。
横広々なウルトラワイド表示での没入感を楽しみながら、大型モンスターの狩猟もスムーズと、「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」なら、モンハンワイズのウルトラワイドゲーミングを満喫可能だ。
没入感最高な横広々画面
モンハンワイルズに続いて、横広々画面でのプレイが最高に楽しい「Microsoft Flight Simulator 2024」と「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」のパフォーマンスをチェックしてみた。
まずは「Microsoft Flight Simulator 2024」だ。グラフィックスは最高画質の「ウルトラ」、フレーム生成オンの状態で、アップスケーリングは「DLAA」ならびに「バランス」に設定した。解像度は3440×1440ドットで、「シンガポール」の街並を見ながら5分間低空飛行(リプレイデータ)した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録した。
「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」では、フレーム生成を効かせることで、100fps超えを記録した。離陸、着陸時など、コックピットからの眺めが最高なウルトラワイドでの「Microsoft Flight Simulator 2024」プレイを満喫だ。
さらにGPU負荷が高く、VRAM容量も必要とする「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」をプレイしていこう。グラフィックスは上から2つ目のプリセットとなる「ウルトラ」、パストレーシングは「フルRT」を選択した。アップスケーリングは「DLAA」で、フレーム生成はオフと、DLSS 4で使用できるDLSS MFG(Multi Frame Generation)×4で試した。
フレームレートは冒頭のジャングルを一定ルート移動した際を「CapFrameX」で記録した。
60fpsを維持できれば快適にプレイを楽しめるタイトルだがウルトラ、フルRTといった画質重視の設定だと、ネイティブ解像度のフレーム生成オフでのプレイは、厳しいフレームレートだが、DLSS MFG×4で快適プレイが可能になっている。
DLSS MFGを使用できるGeForce RTX 5000シリーズならではの結果で、抜群のグラフィックスで、インディージョーンズの世界を体感できるわけだ。
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