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【解説】Geminiの画像生成がすごい 無料で使えるうちに試してみて

2025年03月21日 17時00分更新

Gemini 2.0 Flash Experimentalが変える画像生成の未来

 Gemini 2.0 Flash Experimentalは、これまでの画像生成AIの枠を大きく超えた可能性を示している。特に従来の画像生成AIが苦手としていた以下の点で大きな進化が見られる。

キャラクターの一貫性維持:同じキャラクターを異なるポーズや背景で描き続けることが可能
視点変更・角度調整:三次元空間における正確な視点変更や物体の角度調整
会話型編集プロセス:自然な会話を通じて段階的な編集が可能
ストーリーテリング:テキストと画像を同時に生成する物語作成機能

 日本語テキストのレンダリングや人物生成における規制の厳しさなど、改善点はまだ残されているものの、テキスト生成と画像生成を単一モデルで実行するアプローチが持つ可能性は計り知れない。

 なお、生成画像にはSynthIDによる透かしが埋め込まれているので、悪いことをしてもすぐにバレるのでその点は留意しよう。とにかく、Google AI Studioがいつまでも無料で使える保証はない。今のうちにこの革新的な技術を体験し、自らのクリエイティブワークに活かすチャンスを逃さないようにしよう。

田口和裕(たぐちかずひろ)

 1969年生まれ。ウェブサイト制作会社から2003年に独立。雑誌、書籍、ウェブサイト等を中心に、ソーシャルメディア、クラウドサービス、スマートフォンなどのコンシューマー向け記事や、企業向けアプリケーションの導入事例といったエンタープライズ系記事など、IT全般を対象に幅広く執筆。2019年にはタイのチェンマイに本格移住。
 新刊:発売中「生成AI推し技大全 ChatGPT+主要AI 活用アイデア100選」、:https://amzn.to/3HlrZWa

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