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正当なルートで無理せず課金を

セガ、不正な“課金代行”に注意喚起 ゲーム内通貨を安価に入手したユーザーも有罪に

2025年03月19日 18時00分更新

 セガは3月19日、公式X(Twitter)にて「不正課金に関する、皆様へのお知らせとお願い」と題した注意喚起を投稿。不正な課金は、いわゆる業者だけでなく、依頼したユーザーも逮捕の対象になるとしている。

 これは「課金代行サービス」と称し、2024年8月に同社のゲームアプリのゲーム内通貨を詐取したとして、電子計算機使用詐欺容疑で複数名を逮捕した事件によるもの。逮捕された人物らには有罪判決が宣告されたという。

 正規のルートで買うよりはるかに安い価格でゲーム内通貨を入手できると謳ったサービスだが、同社はゲーム内の規約で明確に「アカウントの譲渡や貸与」を禁じていることもあり、この事件では逮捕者が業者だけでなく依頼者であるユーザーにもおよんだ点が注目を集めた。

 また、事件の構図が「イメージと違った」という声もある。“課金代行”や“RMT(リアルマネートレード)”というと、業者が不正に入手したクレジットカード情報などで課金する手口が真っ先に思い浮かぶ。

 本事件では業者がセガのゲームサーバーへ“不正情報”を送信し、それにともなってゲーム内通貨が発行されたという、ある意味で“ハッキング”のような手口だった模様(正確には違う呼び方がありそうだが)。

※セガの公式サイトより

 セガは、自身のゲームID・パスワードなどを他人に教えることや、アカウントの受け渡しを要求されるようなサービスからのゲーム内通貨やゲーム内アイテムの購入は控えるよう、ユーザーへお願いしている。課金は無理せず正当なルートで行なおう。

【犯罪の可能性のある商品・サービス】

・「課金代行」(等と謳っているサービス)
・「課金チャージ代行」
・ゲーム内通貨の「導入代行」
・そのほか、有償通貨・有償アイテムの取得を代行するサービス

【利用規約上禁止している行為】

・法令に違反する行為。違反な行為を勧誘または助長する行為
・チート行為・不正行為・リバースエンジニアリングを含むハッキング行為
・第三者へのアカウントの譲渡や貸与

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