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Sonos Arc Ultra

大画面テレビでチープな音じゃ台無し、サウンドバーを選ぶなら基準となるこの機種を

2025年03月17日 13時00分更新

AVアンプでなくてもいい、と思える没入感

 さらに上を目指すのであれば、Era 300によるシステムアップが効果的です。一方、Sonos Sub 4の追加については、Sound Motionの低域再現力はかなり高いため、通常の部屋で利用する分にはなくても不満が出そうにありません。

 もちろん、Sonos Sub 4を追加すると、効果音の重量感や実在感に違いが出たり、アクション映画やホラー映画などでは地を這うような低音が伝わってくる感覚を味わえますが、Sonos Sub 4自体が高価な製品でもあるので、ある程度、エアボリュームが確保できる広い部屋で、理想的な映画の視聴環境を作りたいという人に向けた、攻めたオプションと捉えるといいと思います。

 Sonos Arc Ultraは1台で9.1.4chの再生に対応しており、真横や上方のユニットが効果的に機能して、単体でもかなり広い音場と明確な音の移動感を提供できますが、こうしたシステムの進化を楽しめるのも大きな魅力です。

 AVアンプにたくさんのスピーカーを接続するよりも手軽に、それに匹敵あるいは凌駕するサウンドを得られる点は専用のシアタールームなどを用意せずに、映画やNetflixのオリジナルドラマをハイクオリティーに楽しみたいという人には特におすすめです。

 気軽なのにいい音、それが驚くほどいい音。使い勝手も申し分ない。より高価な製品を試すにせよ、より安価な製品を目指すにせよ、これから高音質のサウンドバーを選ぶ際の基準にしたい1台がSonos Arc Ultraです。

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