あなたもLLMを使ってる、はず
Q:「LLM」ってなに?
A:AIモデルの一種で、「Large Language Model(大規模言語モデル)」の略称。
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LLMを構築するためにはディープラーニング技術で大量のテキストデータを事前学習し、なおかつ特定のタスク向けへの調整が必要とされる。代表的なモデルとしてOpenAI「GPT」、Google「Gemini」、Meta「LLaMA」、Anthropic「Claude」などがある。
主に自然言語処理(NLP)に利用され、文章の生成や特定の質問への回答、翻訳や要約、コード生成などにも利用される。チャットボットにLLMが組み込まれることで、ボットがより賢く自然に柔軟な会話をこなす「対話型AI」として利用されることが多くなっている。
より具体的には、ビジネス分野におけるメールや議事録の自動作成・データ分析、教育分野での学習支援、医療分野での診断支援、プログラミングにおけるコード補完やデバッグ支援など、広範な分野での使用が進んでいる。
一方で、LLMが事実とは異なる情報を生成する「ハルシネーション」という現象を起こしたり、学習データによっては生成に特定の偏りが生じたりすることもあるほか、学習と推論のいずれにも大きな計算資源(GPUパワーおよび電力)が必要であることが課題とされている。
ハルシネーションやバイアスがかかったものである可能性も考慮し、ユーザーはLLMの回答についてファクトチェックしながら利用する必要があるだろう。
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