週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

発表から2年半、クラウンの最終兵器「エステート」がついに発売! 実車をフォトレポ

2025年03月15日 15時00分更新

クラウン

トヨタ/クラウンエステート

 トヨタは、16代目クラウンの4番目となるモデル「クラウンエステート」を13日に発売した。さっそく、車両をチェックしたので紹介しよう。

16代目クラウンの登場と
クラウン70年の歴史

クラウン

2022年の16代目クラウン発表会の様子

 今年で70周年を迎えるトヨタの伝統車「クラウン」。16代目がお披露目されたのは今から2年半前の2022年7月だ。クロスオーバー、セダン、スポーツ、エステートと4種類のラインナップを用意したこと、そして様変わりしたデザインに誰もが驚かされた。

クラウン

クラウンクロスオーバー

クラウン

クラウンスポーツ

クラウン

クラウンセダン

 その後、クロスオーバーを皮切りに、スポーツ、セダンが順次発売。だが、エステートは当初予定よりも大幅に遅れての販売になった。

クラウン

クラウンの開発責任者であるトヨタ・清水竜太郎氏

 その理由をクラウンの開発責任者である清水氏に尋ねた。「色々ありますけれども、認証型式の話(昨年起こった自動車の認証不正問題)があって、そこに時間がかかったというのがあります。あとは最初に3台を出してお客様からのお声をいただくことがありましたから、それらを含めて色々改良しました」と、時間がかかった分だけ良いものが仕上がったと自信をみせる。

パワートレインはHEVとPHEVの2種類が用意される

クラウン

クラウンエステート(PHEV)仕様

 それではクラウンエステートについて話を進めよう。コンセプトは「大人のアクティブキャビン」として、機能的でありながらも、上質や洗練、余裕のあるクルマを目標としている。

クラウン

HEV(左)とPHEV(右)

クラウン

HEVの燃料はレギュラーガソリン

クラウン

PHEVもレギュラーガソリン

クラウン

PHEVの充電ポート

 パワーユニットはHEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド、充電できるハイブリッド)の2種類。PHEVはACのほかDC急速充電にも対応する。駆動方式は4WDのみ。ちなみに燃料はどちらもレギュラーガソリンだ。

クラウン
クラウン
クラウン

 ボディーサイズは全長4930×全高1620×全幅1880mm、ホイールベース2850mm。

クラウン
クラウン
クラウン
クラウン
クラウン

 人気を集めるクラウンスポーツと全長を比べると、エクステリアはかなり落ち着いた雰囲気。ヘッドライトの形状も微妙に異なる。

クラウン

 全長で210mm(ホイールベースで80mm)、全高は50mmほどクラウンスポーツの方が短くて低い。それはリアドアの大きさで違いがわかるだろう。

クラウン
クラウン

 タイヤは21インチサイズだが、ほかのクラウンシリーズ同様、幅は狭い。履くタイヤはクラウンスポーツと同じくミシュランだ。

クラウン
クラウン
クラウン
クラウン

 エステートの魅力のひとつが荷室の広さ。クラウンスポーツも広かったが、さらに広大な空間が得られる。さらに100VのACアウトレットがあるのも美質。カーペット部分の手触りも良い。

クラウン
クラウン

 後席を倒し、背もたれ部分に取り付けられたボードを跳ね上げると、最長2mの荷室空間が出現! 荷物や車中泊など、さまざまな用途に使えそうだ。

クラウン
クラウン
クラウン
クラウン

 荷室にはホイールハウスの開いたスペースに小さなテーブルが、荷室床を開けると、ちょっと座るのに便利なシートが収められている。

クラウン
クラウン
クラウン
クラウン
クラウン

 後席のセンタートンネルは四駆システムゆえ、やや高めですが、クラウンスポーツと比べて足元は広め。エアコン送風口の下にはUSB-CとAC100Vアウトレットが用意されている。

クラウン

 室内カラーは、タンレザー系のほか、オールブラックと、黒と少し青みがかったレザーのバイトーンの3種類が用意される。

クラウン
クラウン

 ちなみにボディーカラーは単色とバイカラーが各5色で展開する。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
S