カプコンより発売中の「モンスターハンターワイルズ」。発売から3日で販売本数800万本を達成するなど、いま売れに売れている人気タイトルだ。
しかしリアル寄りの「モンハン」であるためか、画面酔い(3D酔い)に苦しむ声も多い。実際筆者の周りにも、ベータテストの時点で「これは厳しいかな…」と諦めムードになっていた友人がいた。
そこで本稿では、画面酔い対策に効く“操作や設定”をあらためて解説していこう。読むのが面倒な人は結論の画像を以下に載せておくので、それを真似してみてほしい。なお、ボタン表記はPlayStation 5版のものになる。
●酔う原因はカメラ回し
「モンハンワイルズ」が酔いやすい原因はいくつか考えられるが、最大の要因は画面をブンブン振り回すシーンが多いからだ。モンスターと戦っている最中もそうだし、なんならセクレトに乗って移動中も採取のためカメラをグリグリ動かすことになる。そりゃ酔う。筆者も対策しないと酔った。
まず最初に伝えたいのはその「セクレト騎乗中の採取」に関する小技だ。周囲に採取可能なものがあると、画面左側にそのアイコンと名前が表示される。じつはこれ、方向キーの上下で選択し○ボタンを押すと、その方向を見ずに採取可能。
この小技を使うと、採取中のカメラ回しがだいぶ抑えられて酔いの軽減につながるはずだ。また、L1ボタンでカメラリセットするクセをつけておくことでも、酔いにくくなる。
●設定をチェック
設定まわりのチェックも重要。まずは「画面酔い防止の推奨設定」が用意されているので、これを適用しよう。
次に見るのはオプション項目「CAMERA(カメラ)」。基本的にはカメラ部分の設定で酔い対策を行う。
■1ページ目
「カメラ速度:通常時(横)(縦)」と「カメラ速度:L2入力時(横)(縦)」はすべて「1」に設定(デフォルトは6)。カメラ速度が遅いほど酔いにくくなるが、とっさに周囲を見渡す速度は落ちるので自分に合った設定に。
■2ページ目
「デッドゾーン:下限」を「5」に設定(デフォルトは13)。これは右スティックの微小な入力に反応するかを設定する項目。「1」まで下げると触ってないのにカメラが動くので注意しよう。
「慣性の強さ」を「1」に設定(デフォルトは2)。カメラ入力をやめた際、ピタッと動きが止まるようになる。慣性が強いと、回した方向にカメラが流れるので酔いの原因に。
「ロックオン」を「オフ」に設定(デフォルトはオン)。モンスターと戦う際にカメラが自動でモンスターの方を向き続けてくれる機能だが、酔いやすい人はオフ推奨。
■3ページ目
最初の「画面酔い防止の推奨設定」を適用していればいじる必要なし。「オートセンタリング」をオンにすると自分が向いている方向を常にカメラが追うように。こうした自動カメラ補正は酔いのもとなのですべてオフ推奨。
■4ページ目
デフォルトはオフなので大丈夫だと思うが、「モーションセンサーによるカメラ操作」がオンになっている場合は酔いやすくなるのでオフ推奨。遠距離武器はオンにしてもいいかも?
●HUDを大きくするのも有効
画面酔いしやすい人のなかには、「ディスプレーを大きなサイズにしたら酔わなくなった!」という報告もあがっている。これは画面に近づきすぎて酔いが発生していたのだろう。
ただ、ディスプレーを替えるのは大変なので、HUDの設定を大きくして画面から離れても情報を見やすくするのが有効だ。項目はオプション右端の「ACCESSIBILITY」の「プレイ環境自動設定」。
これを「デスク」から「リビング」に設定すれば、体力ゲージやミニマップなど画面に映る情報が少しだけ大きくなり、画面から顔を離してプレイしやすくなる。
HUDを個別に「これは大きく、これは小さく」と設定したい場合は、オプション左端「GAME SETTING」の「HUD表示のカスタマイズ」から調整可能。
あとはゲームのタイトル画面からのみ設定できる項目として、パフォーマンス設定を「解像度優先」にしている場合は「フレームレート優先」に変えてみるのもアリ。動きが滑らかになれば酔いが軽減されるかもしれない。
以上、画面酔い対策の操作と設定まとめをお届けした。これが少しでも酔いで苦しむ人の救いになってくれれば幸いだ。一狩り行こうぜ!
【ゲーム情報】
タイトル:モンスターハンターワイルズ
ジャンル:ハンティングアクションゲーム
販売:カプコン
プラットフォーム:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)
※パッケージ版はPlayStation 5のみ
発売日:発売中(2025年2月28日)
価格:
通常版:9990円(パッケージ)/9900円(ダウンロード)
デラックスエディション:1万1900円(ダウンロード)
プレミアムデラックスエディション:1万3900円(ダウンロード)
プレイ人数:1人(オンライン:1~4人)※クロスプレイ対応
CERO:C(15歳以上対象)
©CAPCOM
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