realmeは、MWCに初めて出展。過去に新製品発表会を開いたことはあったが、メイン会場へのブース出展は今回が初となる。展示されていた製品の数は少ないものの、特徴的なスマートフォンが来場者の注目を集めていた。
ライカMマウントレンズ装着可能なカメラスマートフォン
最も注目を集めていたのが、交換レンズを装着可能なコンセプトモデルだ。製品化や販売予定は一切未定だが、製品の完成度は高く、発売を要望する声が多くの来場者から聞こえてきた。
カメラのセンサーはソニーの1インチタイプ。レンズを装着することを前提とした設計のため、センサー部分はむき出しの状態になっている。デジタルカメラのレンズを外した状態と同じような構造だ。また背面はシルバーとブラックのツートンカラーで、カメラ風のデザインにもなっている。
レンズはライカMマウントに対応。マウントアダプターを取り付け、その先にレンズをはめる構造だ。
今回は90mmのレンズを装着した状態でデモが実施。センサーサイズが1インチなので、35mm相当では約243mmとかなりの望遠になる。フォーカスは手動だ。
実際に撮影してみるとレンズが大きい分、スマートフォンより細部までしっかりと写し込むことができる。画像を拡大しても同様。スマートフォンのカメラ性能は年々高まっているものの、レンズのサイズ的に限界がある。デジタルカメラとスマートフォンの融合した製品として、このコンセプトモデルをブラッシュアップして製品化してほしいものだ。
背面の色が温度で変わるフラッグシップモデル「realme 14 Pro+」
realmeのスマートフォンの現行モデルも展示されていた。「realme 14 Pro+」はチップセットにクアルコムのSnapdragon 7s Gen 3を搭載。ディスプレーは6.83型(2800×1272)。バッテリーは6000mAhで80W充電に対応する。
カメラは5000万画素の広角、5000万画素の3倍望遠、800万画素の超広角を搭載する。本体サイズは77.3×163.5×8mm、重量は194g。薄型軽量だ。
ホワイトモデルの背面は温度によって色の変わるサーモクロミック顔料を配合している。本体温度が16度を切ると、背面の模様が青色に変わる。温度が戻れば再びホワイトに戻る。気温など周辺環境によって色が変わるのはおもしろい。
なお下位モデルとして「realme 14 Pro」も展示されていた。チップセットがMediaTek Dimensity 7300 Energy、カメラは5000万画素+深度測定の200万画素、バッテリーは6000mAhだが急速充電は45Wである。
フラッグシップモデルの「realme GT 7 Pro」はSnapdragon 8 Eliteを搭載する。6.78型(2780×1264)のディスプレーは6500ニトと高輝度を誇る。
カメラはrealme 14 Pro+と同じ5000万画素広角、5000万画素3倍望遠、800万画素超広角。バッテリーは6500mAhで120W充電に対応している。
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