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合格すると国家資格が得られる

情シスで働くなら取りたい!?「情報セキュリティマネジメント試験」ってなに?

2025年03月07日 09時30分更新

“セキュマネ”は国家資格!

情シスで働くなら取っておきたいかも?

Q:「情報セキュリティマネジメント試験」ってなに?

A:IPA(情報処理推進機構)が実施する、日本における情報処理技術者試験の1つで、略称「セキュマネ試験」「SG試験」とも。

 情報処理の促進に関する法律第29条第1項の規定に基づき、経済産業大臣が実施する国家試験である。企業・団体の情報セキュリティ管理担当者向けで、情報セキュリティの基礎知識、組織のセキュリティ対策の管理・運用手法、情報セキュリティ関連の法規制の理解などが問われる。

 試験はCBT(Computer-Based Testing)方式で年4回(4・6・10・12月)実施されている。合格することで「情報セキュリティマネジメント」の国家資格を得られ、企業や組織の情報セキュリティ担当者として適していることを示せる。

 試験では業務で直面する可能性のある情報セキュリティに関する環境変化や動向など、リアルで身近な事例をベースに出題される。具体的には、国際規格の「ISO/IEC27000規格群」や国内規格の「JIS Q 27000規格群」「組織における内部不正防止ガイドライン」にかかわるセキュリティ対策が主となる。

 科目A試験では情報セキュリティの考え方および管理と実践、情報セキュリティ関連法などが出題分野とされ、科目B試験では現場における情報セキュリティ管理業務とその具体的な取り組み、情報セキュリティ管理の実践力を問う問題が出題分野とされている。

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