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ワンモアシングでレンズ型デジカメ(?)も登場!

【技適もあって日本発売ほぼ確実!?】シャオミ、バルセロナで「Xiaomi 15 Ultra」発表!

 シャオミは2日(現地時間)、スペイン・バルセロナにて新製品発表会を開催。すでに中国では発表済みだったフラッグシップスマホ「Xiaomi 15 Ultra」をグローバルで展開すると発表した。

 冒頭のプレゼンテーションでは、シャオミは2025年に40億ドル以上をイノベーションのために投資すると宣言。「Xiaomi HyperOS 2」や「Xiaomi HyperAI」をアップデートし、Xiaomi HyperOS 2はシステム全体のパフォーマンス向上だけでなく、Appleデバイスとの連携もできるようになり、Xiaomi HyperAIでは写真編集や、翻訳や要約といったAI機能だけでなく、Xiaomi 15シリーズにはGoogleのGeminiが搭載され、より生産性を高められるという。

コンパクトで高性能な「Xiaomi 15」
カメラと変わらない「Xiaomi 15 Ultra」

 次にXiaomi 15シリーズが発表され、まずはスタンダードモデルの「Xiaomi 15」が登場した。端末ごとの詳細は別記事にて公開予定なので、ここでは特徴を紹介する。

 6.36型の大きなディスプレーだが、狹額ベゼルにすることで横71.2mmのコンパクトさを実現。SoCにはSnapdragon 8 Elite、バッテリー容量は5240mAh、IP68の防水防塵など、小さなボディーに高性能が濃縮されている。新色のリキッドシルバーは、熱成形プロセスによる3Dウェーブテクスチャーが特徴だ。

 Xiaomi 15のカメラはもちろんライカと共同設計。反射防止コーティングが施されたSummiluxレンズにアップグレードされ、より光を取り込み、RAWでリアルな写真を撮影できる。超広角、標準、望遠の3つのカメラを搭載し、さまざまな焦点距離で撮影可能。ストリートフォトグラフィー、マスターポートレート、サンセットポートレートなどの機能が強化され、動画では4K 60fpsのDolby Visionでの撮影もできるようになった。

 今回のメインとも言えるXiaomi 15 Ultraは、コンセプトはデザインなどは基本的に前モデルを踏襲し、赤い色になったフォトグラフィーキットも使える。ボディーは航空宇宙グレードのガラス繊維やプレミアムPU素材を使用し、耐久性と美しいデザインを両立させている。さらに次世代の「Xiaomi Guardian Structure 2.0」により、落下に対する耐性も向上し、より頑丈になった。

 SoCはSnapdragon 8 Eliteで、さらに専用の冷却システムが搭載されているので、カメラ機能だけでなく、ゲーミング用途にも最適。バッテリーも5410mAhと大容量なので長時間の稼働も期待できる。

 カメラは1インチセンサーを搭載した標準、5000万画素の70mm望遠、2億画素の100mmペリスコープ望遠、5000万画素の超広角という4眼構成。前モデルにあった可変絞りはなくなっており、そのぶんAIなどでボケを補正する方向になった。このことでカメラ体験がどれだけ変わるのかが楽しみだ。

タブレットやウェアラブルも新モデル発表

 スマホのあとは、シャオミのエコシステムプロダクトとして、タブレットの「Xiaomi Pad 7」シリーズ、スマートバンドの「Xiaomi Smart Band 9 Pro」、スマートウォッチの「Xiaomi Watch S4」、ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」、電動キックボードの「Xiaomi Electric Scooter 5 Max」が発表された。

 Xiaomi Pad 7の特徴は11.2型の大画面でありつつも500gの軽さと6.18gの薄さ。ラインナップはスタンダードなXiaomi Pad 7と、スペックを増強した「Xiaomi Pad 7 Pro」の2モデル。

 Xiaomi Smart Band 9 Proは1.74型のディスプレーに21日持つバッテリー、さらにGNSS測位機能を搭載する。Xiaomi Watch S4は時計に似たタイプのデザインで、1.43型の丸い有機ELディスプレーを採用したモデル。リュウズを使ってさまざまな操作ができる。

 Xiaomi Buds 5 Proは通常のBluetooth接続のほかに、Wi-Fiモデルも登場。より大容量のデータ転送が可能になり、高音質で音楽が聴ける。

 最後にスマートモビリティーとして紹介されたのは電動キックボードの「Xiaomi Electric Scooter 5 Max」。フロントとリア部分にダンパーがついており、段差などでのショックを吸収してくれるので、安心して走れるのが特徴なのだが、法律の関係で日本への導入は難しそうだ。

ワンモアシング来た!
レンズをスマホに装着するコンセプトモデル登場

 冒頭で挨拶をしたシャオミのディレクター、Daniel Desjarlais氏が、最後の最後に再び登壇し、手に持っていたレンズをアピール。それをXiaomi 15にくっつけるというアピールに、会場では大歓声が上がった。詳細については言及されなかったが、MWCのシャオミブースに置いてあるからチェックしてくれと言うと、Daniel氏は締めの挨拶をして発表会は終わった。

 どうやらレンズ装着キットのコンセプトモデルのようだ。スマホのカメラ化は止まらない。

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