レノボは、スペイン・バルセロナで開催中のMWC Barcelona 2025にて、最新技術を活用したコンセプトモデルを披露。さらにAI性能を強化した最新PCを発表した。
3画面や折りまがり、ソーラー充電など
ガジェオタ心をくすぐるコンセプトモデル
「ThinkBook“codename Flip”AI PC Concept」は外側へ折りたたみ可能な18.1インチのOLEDディスプレーを搭載したノートPCのコンセプトモデル。最大限に開いたときは、縦長のディスプレーを搭載したPCとして、折りたたむと内側と外が両方に画面を表示できるので、クラムシェルやタブレットスタイル、バーティカルモード、シェアモードといったスタイルでの利用が可能だ。
Copilot+ PCであり、Intel Core Ultra 200VプロセッサまたはAMD Ryzen AI 300シリーズプロセッサーを搭載しており、Copilot+ PCに準拠している。
「Yoga Solar PC Concept」は、ディスプレーの背面にソラーパネルを搭載したノートPCのコンセプトモデル。変換率は24%超とのことで、20分の太陽光照射で、最大1時間のビデオ再生が可能となる。Dynamic Solar Tracking systemにより、ソーラーパネルの電流と電圧を常に測定。Solar-First Energyシステムと連携して、収集されたエネルギーをシステムに優先的に送るように充電器の設定を自動的に調整可能。そのため光の強度に関係なく、最大のエネルギー節約とシステムの安定性を確保し、さらに低照度条件でもパネルは電力を生成するので、PCがアイドル状態のときでもバッテリーの充電を維持できる。
ソーラパネルを搭載していながらも、厚さは15mm、重量は1.22kgと通常の利用に耐えられるスペックに収めているのもポイントだ。
ThinkBook 16p Gen 6 向けのモジュール式アクセサリーとして紹介していたのが「Magic Bay」。ディスプレー上部背面に専用の端子を装着することで、各種周辺機器が装着可能。たとえばMagic Bay Dual Display Conceptは、13.3インチの外部ディスプレーで、開いた状態で3画面のPCとして利用可能。
また「Magic Bay 2nd Display Concept」は、同じく外部ディスプレーながら、8インチパネル1枚だけとなっており、ちょっとした表示領域を追加したいユーザーにピッタリのアクセサリーだ。
そのほかAIを活用して絵文字などのステータスを表示する「Magic Bay“codename Tiko”Concept」や同じくAIを活用し、テキストでの情報表示する外部ディスプレー「Magic Bay“codename Tiko Pro”Concept」を紹介していた。
メガネなしでの3D表示に対応した「ThinkBook 3D Laptop Concept」は、3Dの表示よりも、連携して利用可能な指輪型デバイスの「Lenovo AI Ring」がポイント。ジェスチャーベースでのコントロールに対応しており、リングをタッチすることでスクロールやクリックができるほか、手を動かしてPCを操作。フィンガースナップ(指パッチン)でアクティブなアプリを切り替えるといったデモを行なっていた。
以上がレノボの発表したコンセプトモデル。あくまでコンセプトモデルのため、市販されるかどうかは未定だが、いずれもリリースされれば、注目必須のPCやアイテムと言える。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります