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AI時代の過渡期か

ゲーム「Call of Duty」にAIコンテンツが使われていたことがわかり、プレイヤーに驚きが広がっている

2025年02月26日 14時10分更新

※画像は「Call of Duty: Black Ops 6」Steam販売ページより

 アクティビジョンが販売するシリーズ最新作「Call of Duty: Black Ops 6」のSteam販売ページにて、「生成AI」使用を認める文言が追加され、コミュニティーで話題を呼んでいる。

 発端となったのは、2024年12月にプレイヤーに配布されたというロード画面のゾンビサンタ。指が6本あることから、「生成AIで作られたものでは?」と疑惑がもたれていたとのこと。

 2024年1月にSteamでポリシーが改定されたことにより、「AI生成コンテンツ」をリリース可能にする代わりに、情報開示することが義務付けられた。その関係で今回、Steamページに「生成AI」使用を示す文言が追加され、「アクティビジョンがAI使用を認めたぞ!」と話題になっている形だ。
※ゾンビサンタの画像がAIによるものかどうかは不明

Steam販売ページより

 ただ、これはAIの使用に否定的なコミュニティーの声であり、AIを受け入れているユーザーの声も多い印象だ。実際、昨今では大手ゲームメーカーが生成AIの使用を明言しているところも珍しくないからだ。

 生成AIの使用は技術的、人的、倫理的などさまざまな問題を含んでいるものの、ゲーム開発における費用高騰の抑制や、期間の短縮につながるメリットもあり、時流としては受け入れざるをえないのかもしれない。だが、今はそれを議論する過渡期であり、どう決着するのかは今後も要注目だ。

 
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