第46回
2024年12月のフィッシング報告件数が限界突破
史上最悪のサイバー詐欺月間にヒヤリ! 年末年始のメールは偽物だらけだった
2025年02月24日 18時00分更新
尋常ではない量のフィッシングメールが!
ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第46回。今回は「かつて使っていたWebサービスにヒヤリ!?」というお話をお届けします。
今回は「あまりに多いフィッシングメールにヒヤリ?!」というお話をお届けします。
年末だから? 1日10通を超えるフィッシングメールがウザくてヒヤリ
あの、最近フィッシングメール多過ぎません!? 昨年のクリスマス前あたりから、私が通販で使っているメールアドレスには1日10通ぐらいのフィッシングメールが届いています。クレカ会社とAmazonを名乗るケースが大半ですが、ヒヤッとすることも度々……。本当にウザいのでこの調子で届き続けるならメールアドレスを破棄しようかと思ってます!
今回のヒヤリ案件は、なんだか大量のフィッシングメールが届いていて、フィッシングとはわかっていてもあまりの量の多さにヒヤッとすることもあったという投稿者さんからの、半ば怒りのご報告です。ただメアドを破棄するのはちょっとお待ちを……。
まず、投稿者さんが肌で感じた通り、2024年12月は過去最大規模のフィッシングメールが飛び交ったことが判明しています。フィッシング対策協議会が発表した2024年12月のフィッシング報告状況によると、同月のフィッシング報告数は「23万2290件」だったとのこと。
この報告数は、いったん減少した前月(2024年11月)から揺り戻すように5万3697件も増加していて、2024年においては断トツの報告件数となっています。それどころか、20万件を超えたのはフィッシング対策協議会が集計を開始してから初めての事態です。
しかも、あくまでこの数字は「報告件数」であるため、今回の投稿者さんが感じたように、実際にみなさんのメールボックスに届いたフィッシングメールの数は上記をはるかに超えるとてつもない規模だったと想定できるのです。
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