週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

オススメできない人はごくわずか!一分の隙も無い傑作

俺の狩り魂が加速するッ!「モンハンワイルズ」先行プレイレポ 明確な進化を感じられたシリーズ最新作にひと言だけ言わせてもらいたい!

2025年02月25日 00時00分更新

新モンスター「ケマトリス」の頭防具と、「ラバラ・バリナ」の武器防具。美しい薔薇にはトゲがあります(麻痺属性)

 「もう、セクレト無しじゃ生きていけない。」そんな感想が出てしまうほどセクレトにお世話になっているハンターです。どうも。

 カプコンが2月28日に発売するシリーズ最新作「モンスターハンターワイルズ」。本稿ではメーカーから提供されたPlayStation 5版をもとに、先行プレイレビューをお届けする。ネタバレに配慮しつつ、本作がどう面白いのか、その魅力について紹介していきたい。

●広大無辺なる世界、超有能な相棒「セクレト」

 本作はフィールドが非常に広く、シームレスに移動できるのが特徴。さらに「荒廃期」「異常気象」「豊穣期」という3つの気象変化があり、まるで生きているかのように姿を変えていく。

 そんな広大な世界を旅するのに欠かせない相棒が「セクレト」だ。フィールドを高速移動できるのはもちろん、目的地までのオートパイロット、逃げる大型モンスターの自動追跡、ハンターが吹っ飛ばされたときのリカバー、2つ目の武器携帯など、狩りをグッと楽にする能力を多数備えている。フックスリンガーで移動中に素材も採取できるし、便利すぎる!!

リカバーする際、倒れたハンターを頭でひょいと持ち上げて背に乗せ、敵の攻撃もある程度自動で避けてくれる、賢い子! あまりに頼りすぎて、もうキミ無しじゃ狩りに行けないよ

 加えて、ストーリーを少し進めるとセクレトのカスタマイズ(染色)も可能に。ぜひオトモアイルーとあわせて、自分だけの相棒をコーディネートしてみてはいかがだろうか。

筆者は赤色をメインに緑色も組み込み、離れていても場所を把握しやすい原色カラーリングにしてみた。カッコいいでしょ?(個人の感想です)

 かつて「モンスターハンターワールド(以下、ワールド)」で革新的かつ大変だったのが、広く立体的になったフィールドの移動だった。自由に進めない道も多く、導蟲があっても思うような狩りができず苦労した覚えがある。

 それが本作ではぜ~んぶセクレトにお任せでOK。広いフィールドはワクワクする一方、移動が大変で面倒という人も安心して本作を遊んでみてほしい。簡易キャンプというファストトラベル地点を作れる機能などもあるので、そのあたりの課題はクリアしている印象だ。

 シリーズでもかなりユーザーへの配慮が手厚い印象の本作。初期設定で「酔い対策」も簡単にできるので、なるべく多くのユーザーにゲームを遊んでもらいたい、変なところでゲームを脱落してほしくないという、開発の強い意志を感じる。

●ベータテストに無かった「強化派生」でワックワク!

 2回にわたって実施されたオープンベータテストでは、武器と防具は用意されたものだけ使用できる形だった。当然、製品版では武器の強化や防具の作成で、さまざまなスキルを獲得できる。そうそう、これこそ「モンハン」の醍醐味だよねっ!

チャージアックスの初期派生図。初期武器の「ホープアームズ」系列では、「砥石使用高速化」のスキルが付いている。武器によって属性や切れ味だけでなく、スキルの個性が付いた

 スキルについては、1部位装備するだけで発動する形式になって久しい。だが本作では新要素の「グループスキル」が追加され、シリーズ防具を複数部位で装備するメリットが生まれた。あぁ悩ましい!
※「ワールド」にも同様の「シリーズスキル」という仕組みがありました。筆者の記憶からは抜け落ちている模様

チャタカブラの防具では3部位装備すると「採集の達人」が発動し、採集速度アップと剥ぎ取り中ののけぞり無効効果が付く

 序盤をプレイした感じ、武器防具の生産に必要な素材数は少なめに感じた。1回狩猟しただけでいくつかの部位を作れたので、序盤はサクサクとテンポ良く武器防具を更新しながら物語を進めていけるだろう。これはとても快適かつ親切な仕様だ。

 考えることは多く楽しいが、初心者は【防御力優先】で整えるのがオススメ。大丈夫、どんどん更新していこう!

 なお、物語を進めていくといわゆる“上位”の環境が解禁される。そこまで進むと「いつものモンハン」のような、何度も狩猟を繰り返す状況になるので、お楽しみに。

 そしておなじみの「モンスター図鑑」で、有効な属性や弱点部位が見られる機能も健在。知識を制するものは狩猟を制するので、なるべく読んで覚えておこう。

十数年越しに明かされる衝撃の事実――ババコンガ最大の弱点は「尻」だった!(ずっと頭を狙ってた)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

S