週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

RTX 50シリーズも余裕で入る、理想の1台を組み立てよう!

“こうだといいな”を多数実現したPCケース「FRAME 4000D」、色々細かく変えられるモジュール式に注目!

2025年02月20日 11時00分更新

ビデオカードの向きは、縦横どちらにも対応

 ガラスサイドパネルで内部が見えるということは、パーツを魅力的に見せるPCが組めるということでもある。こういったときにやりたくなるのが、ビデオカードの縦挿しだ。

 タワー型ケースの場合、通常、ビデオカードは横向きになり、ファンを含めた表面が下を向いてしまうことになる。つまり、普通に組み立ててしまうと、せっかくのビデオカードがよく見えなくなるのだ。

普通に組むと、ビデオカードは横向き。見えるのは側面だけで、表面は下を向いてしまう

 これを解決する方法が、ビデオカードの縦挿しだ。とはいえ、このままでは拡張カードを固定するプレートとぶつかってしまう。しかし、FRAME 4000Dの面白いところは、ネジ2本を外して90度回転可能なこと。そう、簡単に縦へと組み替えられるのだ。

横から縦に、拡張カードの固定プレートを入れ替えられる

ビデオカードが縦になれば、表面を見せる組み方ができる

 こういった組み替えができるのは、モジュール式のPCケースだからこそだ。なお、PCIeのライザーカードなどは付属していないため、こちらは別途入手する必要がある点には注意したい。

 もう1つ、組み替えではないのだが、便利な機能を紹介しておこう。それは、マザーボードの裏、ちょうどCPUソケットの裏側にあるプレートが、ネジ1本で取り外せることだ。

マザーボードの裏を保護するプレートを取り外し可能

 これのどこが便利かというと、CPUクーラーのバックプレートを後から取り付けられる点だ。先にマザーボードを取り付けてしまうとバックプレートを装着できず、マザーボードを外さなくてはならなくなる。その点、この部分が取り外せれば、マザーボードはそのままに、作業が続行できるのだ。

プレートを外せば、バックプレートの取り付けも簡単

 また、バックプレートを押さえやすく、ズレてしまった場合の修正も簡単。もちろん、CPUクーラーの換装時にも役立ってくれる。

 空冷クーラーであれば、先にCPUとCPUクーラーまで装着してからマザーボードを組み込むという方法がとれるが、簡易水冷クーラーの場合、固定されていないラジエーターがジャマになり、組み立てにくくなってしまう。それだけに、先にラジエーターを固定し、後から水冷ヘッドを装着できるこの方式がありがたい。

 なお、マザーボード裏の保護プレートは、ファンやライトアップ機能をコントロールするiCUE LINKシステムハブの固定場所にできるほか、2.5インチSSDなどの装着にも対応。ただのプレートではなく、ドライブベイなどとして活用できるというのも魅力だ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう