通常モードではカウンターヒーローでも、ビルド次第で積年の恨みを晴らせる?
OW2の新モード「STADIUM」は、ヒーローが限界突破するロマンを求めて開発! 本社で開発陣に直接聞いた
2025年02月16日 11時00分更新
Activision Blizzardが展開する基本プレイ無料のチーム制アクションゲーム「オーバーウォッチ 2」の新シーズン「SPOTLIGHT」では、新モード「STADIUM」が実装される。詳細は、以下の記事を参照してほしいのだが、ラウンド制かつアップグレード購入性で、さらに三人称視点と、今までにはないオーバーウォッチが体験できるのが特徴だ。
【本社取材】OW2の新モード「STADIUM」が楽しい! 3人称視点でラウンド制&強化購入式
今回、Blizzardに招待いただき、アメリカカリフォルニアにある本社へ行き、新シーズンについて先行体験および開発者インタビューを実施してきた。その中から、Sr. Game DesignerのDylan Snyder氏と、Art DirectorのDion Rogers氏にSTADIUMについて聞いてきたので紹介しよう。
意図的に戦略を組み立てるモードを作りたかった
三人称でヒーローの戦う姿が見れる!
──オーバーウォッチに、ラウンド制というのはかなり斬新なアイディアだと感じ、すごく驚きました。まずは、STADIUMの開発経緯を教えてください。
Dylan Snyder氏:一番大事だったのは、意図的に戦略を組み上げていくモードを作りたいということです。そうなると、武器庫で買い物をすることが大事だったんですが、それをさらに一押しして、オーバーウォッチの物語に組み込むにはどうしたらいいか、どういう設定にすれば考える時間を与えつつ、戦略を練れるかを考えました。また、突発的な戦略ではなく、長期的な戦略を練ってもらうにはどうしたらいいかと考えたうえで、ラウンド制が一番しっくりきたというわけです。
Dion Rogers氏:物語的にも、ヒーローを限界突破させるというロマンがあるので、「こいつを、最強のヒーローにするぞ! でも、それには2ラウンドかかるんだごめんね!」っていう感じがあるので、そういうようなロマンを持たせる意味でもラウンド制は必要だったと思います。
──今回、まったく新しいルールに加えて3人称視点も採用されているんですけど、実際プレイしてみて、戦場をより広い範囲で見ることができたり、自分の使っているチャンピオンの姿を見ることができてかなりワクワクしたのですが、なぜ3人称視点を導入しようと思ったんですか? 経緯を教えてください。
Dion Rogers氏:デザイン的には、ヒーローが見れるからいいですよね! 美術チーム一同、やっと我々のデザインしたキャラクターを見ることができたというのがうれしいです。(キャラクターのデザインは)今まで私たちが一生懸命やってきた、血と涙の結晶ですから!
Dylan Snyder氏:開発的には、最終ラウンドあたりでヒーローのアビリティがほとんど最終段階になった際、おそらくカオスになって圧倒されると思います。そういったときには一人称より三人称のほうがビジュアル的に受け入れられると思いますし、よりワクワクさせられると思ったからです。FPS視点より三人称視点のほうがカロリーが高すぎないから胃に優しいですよ(笑)。オーバーウォッチでは要所要所で三人称視点が入ってきます。そういった際も、ビジュアル的にこっちのほうがいいと思って三人称視点を採用しています。STADIUMも、それとほぼ同じ理由で三人称視点を採用しています。
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