資金を貯めてヒーローを強化! ビルドを考えるのも面白そう
【本社取材】OW2の新モード「STADIUM」が楽しい! 3人称視点でラウンド制&強化購入式
2025年02月13日 03時30分更新
Activision Blizzardが展開する基本プレイ無料のチーム制アクションゲーム「オーバーウォッチ 2」では、シーズン15「SPOTLIGHT」を2月18日に実装予定だ。このシーズンでは、本作のプレイフィールがかなり変わる変更が実施される予定だ。
今回、Blizzardに招待いただき、アメリカカリフォルニアにある本社へ行き、新シーズンについて先行体験および開発者インタビューを実施してきた。今回は、オーバーウォッチ2がどのように生まれ変わるのかや、新ヒーロー、新モードについてなどを紹介していく。今回は、新モード「STADIUM」についての説明と、先行プレイした際の感想を紹介していこう。
7ラウンド制でマッチごとに能力を購入する「STADIUM」
3人称視点でのオーバーウォッチが新しい!
続いて新たに実装されるのが、5対5かつラウンド制の新モード「STADIUM」だ。今までのオーバーウォッチにはなかったまったく新しいモードとなる。1つはラウンド制という点。全7ラウンドで、先に4ラウンド取得したチームが勝利となる。なお、3ラウンド連続で負けてしまうとそこで試合終了となり、2ラウンド取得した/された時点でその警告が表示されるようになっている。圧倒的なパワー差が付いた場合は、1ラウンド少なく終えるというわけだ。
続いて、アビリティーが購入性だという点。まず試合が始まる前に、無料の能力を1つ取得し、加えて持っている資金でアップグレードをそろえることになる。加えて、無料の能力は特定のラウンドで取得できる。
資金で買えるアップグレードには、「アビリティパワー」「ウエポンパワー」「アタックスピード」「クールダウン減少」などを付与することができる。加えて、アップグレードにはスタンだードやレアといったレア度もあり、レアなほうが料金が高くなる。このほかにも、基礎体力を増やすことができるアップグレードなども用意されていた。
攻撃力を上げたい、攻撃のスピードを上げたい、アビリティのパワーを強化したいなど、プレイヤーによってビルドが変わっていくのと、極端に1つだけ上げるのか、バランスよく強化するのかによっても、強さが変わってくるのは面白いなと感じた。
一度購入したアップグレードは、売却して別のアップグレードに変更することもできる。いくつか売却してレア度の高いアップグレードを選択するというのも、戦略の1つになるだろう。なお、無料で手に入る能力は売却が負荷となっているので、慎重に選ぼう。
そして、このモードは3人称視点となる。基本モードはFPSなので、最初はヒーローの姿が見えるというのは結構な違和感だ。しかし、操作は同じなので3人称になったことで操作まで難しくなっているということはない。
なお、視点はFキーで左右どちらから見るかを変更可能。FPSとは異なり遮蔽物に隠れながら奥を視認することができるので、普段とは違った立ち回りも必要となるのもポイントだ。
なお、今回のテストプレイで選択できたのは、タンクがD.VA、ジャンカー・クイーン、オリーサ、ラインハルト、ザリア、DPSがアッシュ、キャスディ、ゲンジ、リーパー、ソルジャー76、サポートがアナ、ジュノ、キリコ、ルシオ、マーシー、モイラ。実装時には、このヒーローに加え2人ほど追加する可能性があるとのこと。加えて、今後シーズンごとにどんどんヒーローは追加していくことも検討しているという。
今回サポートでモイラ、DPSでアッシュをプレイしたのだが、右クリックで照準を合わせるアッシュは、その際だけ限定的にFPSになった。試していないので何とも言えないが、恐らくアナも同じ感じなのではと予想される。
このモードでは、1度選択したヒーローは途中で変更することができない。もし敵がハードカウンターのヒーローを選択した場合、圧倒的に不利になるのでは? との懸念があったが、開発者によると、そのためのアップグレードで、上手くビルドを組めば普段のモードでキツイ相手に一矢報いることができるそうだ。この辺りも、アップグレードを購入するというシステムの面白いところといえそうだ。
お金は、活躍すればするほど獲得できるようになっている。これはキル数だけでなくスキルをどれだけ有効に使ったかなども換算される。なお、かなり不利な場合、資金にも差ができてどんどん強さは離れていくのでは? と思うかもしれない。そこで登場するのが、報奨金システムだ。
報奨金システムでは、活躍している危険なプレイヤーを排除すると追加の報酬が提供される。プレイヤーを排除すると、賞金の価値が通貨として与えられる。これにより、差が広がる一方ではなく、値千金のキルを獲得すれば、文字通り逆転につながる可能性のある大きな資金を獲得できるというわけだ。
3人称モードが新鮮!
ビルドを考えるのも楽しそう
実際にプレイしてみたが、3人称視点というのがまず新しく、今までのオーバーウォッチでは味わえない感覚だった。FPSは苦手でも3人称視点のシューターなら得意という人は、ぜひこの機会にオーバーウォッチ2の世界に飛び込んでみてほしいと思う。
また、3人称視点であるがゆえ、普段のモードでは見ることができないヒーローの姿をチェックすることができる。自分で手に入れたお気に入りのスキンで戦っているところを見ることができるというのは、オーバーウォッチファンにとってはうれしいポイントではないかと感じた。
加えて、プレイ時間が限られていたので、とりあえず強そうな能力とアップグレードを選択して遊んでみたのだが、こちらはじっくりとビルドを組んで、最強のセットアップを作り上げるという作業も面白そうだなと予想できた。友達と一緒に、あーでもないこーでもないと言いながらビルドを考えるのも楽しいだろう。
通常のオーバーウォッチとはまったく異なるゲームシステムのSTADIUM。一味違うオーバーウォッチを楽しみたい人も、これまでFPSではなく3人称シューターを好んでプレイしていた人も、この機会に遊んでみてはいかがだろうか。
別記事では、新たに導入されたパークシステムや新ヒーローなどについても紹介しているので、合わせてチェックしてほしい。
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