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31.5インチQD-OLEDパネルの4Kモデルに新色!MSI「MPG 321URXW QD-OLED」レビュー

ホワイトゲーミングPCに高機能なホワイトディスプレーを組み合わせたら神環境になった話

2025年02月19日 13時30分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 

 これまで、デスクトップPCの筐体の色といえばブラックが主流だった。ノートPCではカラフルなものも展開されているが、デスクトップPCの世界ではあまり見かけない。それが一昨年前あたりからホワイトの筐体が台頭しだし、それに合わせるマザーボードやクーラー、メモリー、グラボなどの各種パーツ類もホワイトカラーの製品が続々と登場。一気にホワイトPCがブームになっている。

 筆者も、次のマシンを組む際はホワイトに染めようと目論んでおり、いまからパーツ類を物色しているが、そうしたなかでホワイトPCと組み合わせて使いたい“ホワイトディスプレー”がMSIから発売された。31.5インチQD-OLEDパネル搭載のゲーミングディスプレー「MPG 321URXW QD-OLED」だ。

 製品自体は、2024年3月に発売されたハイエンドモデルのホワイトカラー版。ゲーミングはもちろん、クリエイティブな作業にももってこいのディスプレーで、そのホワイトモデルが登場したことで、ホワイトPCとの組み合わせは神でしかない。これから、ホワイトなゲーミング環境を目指しているなら、ディスプレーもホワイトで統一するのは当たり前となる。ということで、今回はホワイトPCと組み合わせるMPG 321URXW QD-OLEDを紹介していこう。

QD-OLEDパネルで応答速度0.03ms(GTG)だから残像感なし

設置する机も白が多いのではないだろうか。作業環境が一気にホワイト一色になってくれる

 外観はQD-OLEDパネルを採用したことでバックライトが不要になり、最薄部は実測4.4mmという薄型の設計。パネル部分には、高い熱伝導性のグラフェンフィルムと専用設計されたヒートシンクを搭載しており、冷却ファンを搭載せずとも効率のよい放熱を行なっている。個人的にはブラックよりホワイトのほうが非常に映えるデザインという印象だ。

ディスプレーの枠部分(白いふち)は4.4mmの厚みしかない

 搭載されるQD-OLEDパネルは、量子ドット技術と有機ELが組み合わされた広色域タイプ。カラーフィルターの代わりに量子ドット層を用いることで輝度が向上し、鮮やかな発色を実現している。

 画面は31.5インチの4K解像度で、駆動速度は240Hz。さらに応答速度が0.03ms(GTG)ということで、ブラー(ぼかし)のテストができる「blurbusters」のサイトでチェックしてみた。人間の目ではもちろん、カメラで画面を撮影しても滲みのないくっきりした映像を捉えられるほど残像感がない。どんなシチュエーションでもはっきり見やすく、ゲームなら動きの速いタイトルでも、認識率がアップすることは間違いない。

「blurbusters」の「Ghosting Test」の画面をカメラで撮影。滲みのないくっきりした映像になっている

 インターフェースは、HDMI 2.1×2(HDCP:2.3)、DisplayPort 1.4a×1(HDCP:2.3)、USB Type-C(DP Alt mode、USB PD)×1、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1。電源内蔵なので、邪魔なACアダプターがなくコンセント周りはスッキリする。加えて、ホワイトモデルは、ケーブル類もすべてホワイトを採用。こうした細かいところまでこだわっているところがうれしい。

インターフェースは左から、ヘッドホン出力、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a(HDCP:2.3)、USB Type-C(DP Alt mode、USB PD)、USB 2.0 Type-B(PC接続用)、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2

ケーブル類がすべてホワイトで統一されているところもうれしい

 背面にはLEDイルミネーションを備え、PCと本体をUSBで接続し「Gaming Intelligence」アプリを利用すると、発光パターンや発色を変更可能だ。

背面は、MSIのロゴがあしらわれたLEDイルミネーションが上部に備わっている

LEDイルミネーションは、「Gaming Intelligence」アプリから「Mystic Light」の設定で発光パターンや発色を変えられる

「Gaming Intelligence」アプリの「Mystic Light」の設定画面

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