アーセナル導入の理由は、運要素を和らげることと初心者も遊びやすくするのが目的
Apex Legendsシーズン24で目指したのは“原点回帰”、開発者に聞いた
2025年02月11日 16時00分更新
伸びすぎたタイムトゥーキルを改善
目指したのは“原点回帰”
──レベル4アーマーが限定的になりましたが、これはバランス調整のためでしょうか、それともコミュニティーからの要望だったのでしょうか?
John Mohan氏:今回は、単純にシールド・体力を少なくしたかったというわけではなく、全体の戦闘の感覚をチューニングするというのが目的です。現在のApex Legendsでは、インフレ的にタイムトゥーキルが長くなってしまっています。これは、プレイヤーが成長したことと、進化シールドの導入という要素が、それぞれタイムトゥーキルを伸ばしていた要因だと考えています。そこで、初期の粗削りだったころのApex Legendsに近い状態に戻すというのが、今回の目的です。我々でも最初のバージョン1をプレイして、そういった印象を受けたので、今回武器の強化とともに導入しました。原点回帰とも言えますね。
──戦闘が長引きすぎたというわけですね。
John Mohan氏:プレイヤーからのフィードバックとしては、いいポジションを確保して有利だったとしても、相手が赤アーマーだったら、反撃されて負けてしまうという意見がありました。こういったプレイだけでなく、より戦術的に奇襲をすることでひっくり返すということが、この変更により起こってほしいと考えています。
──原点回帰とのことですが、前シーズンで実装した期間限定モード「ローンチロイヤル」の存在も関係していますか?
John Mohan氏:こういった構想自体は、ローンチロイヤル実装前からありました。それが、ローンチロイヤルを実装してみて、確信に変わったというのはあります。
アサルトクラスを調整したのは、サポートクラスとのバランス調整も理由の1つ
──前シーズンではサポートクラスに焦点を当てた調整がありました。今回、アサルトクラスに焦点を当てたのはなぜですか?
John Mohan氏:前シーズンから、クラスごとに調整をするサイクルに入りました。そこで今回、アサルトクラスに焦点を当てるのは自然な流れだと考えています。
──というと?
John Mohan氏:サポートクラスの役割は、“状況の維持”です。それに対してアサルトクラスは“戦いを終わらせる”“相手を追い詰める”役割のクラスです。サポートに続いてアサルトを調整することで、現在のサポートクラスのメタを変えるという意味でも、いいバランス調整になるのではと思っています。いい流れをつくれるんじゃないでしょうか。
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