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アーセナル導入の理由は、運要素を和らげることと初心者も遊びやすくするのが目的

Apex Legendsシーズン24で目指したのは“原点回帰”、開発者に聞いた

2025年02月11日 16時00分更新

Apex Legendsのシーズン24「Apex Legends: Takeover」

 エレクトロニック・アーツのバトルロイヤル「Apex Legends」では、2月12日からシーズン24「Apex Legends: Takeover」が開始される。

 前シーズンではサポートクラスが大幅に調整されたが、今シーズンでは、アサルトクラスが大幅に調整される。加えて、アーマーやヘルメットの変更や武器のバフにより、タイムトゥーキルが大幅に速くなっている。なお、新シーズンについては以下の記事でもまとめているので、ぜひチェックしてほしい。

Apex Legends新シーズンはアサルトが超強化、タイムトゥーキルもかなり高速に

アーセナルは、運要素を軽減し、初心者も遊びやすくすることが目的

Respawn Associate Design DirectorのJohn Mohan氏

 1月29日から2月3日まで日本・札幌で開催されたApex Legendsの世界大会「ALGS Year4 Championship」に取材にいっていたのだが、その際にRespawn Associate Design DirectorのJohn Mohan氏にインタビューする機会を得られたので、Apex Legends: Takeoverについて色々聞いてみた。

──よろしくお願いします。まずは、Apex Legends: Takeoverで実装予定のアーセナルについて、もう少し詳しく教えてください。

John Mohan氏:アーセナルは、各POIに設置してある武器専用ボックスです。それぞれ各アモのタイプごとに分かれていて、例えば特定のPOIに行くとヘビーアモのアーセナルが、別のPOIに行くとヘビーアモのアーセナルがあり、マップ全体を見ると、すべてのアモのアーセナルが散らばっています。

アーセナルは、各マップ固定の場所に設置してあるが、アモの種類はランダムとのこと

──各POIに出てくるアーセナルの種類は、固定されていますか?

John Mohan氏:アーセナル自体の数と設置場所は固定ですが、中に入っているアモの種類はランダムです。これは、最初のファイトの公平性に加え、自分のチームが拾うボックスがないということを防ぐ配慮でもあります。

──私個人としては、降り立って武器を拾って戦って勝ったり、負けたりする運要素も嫌いではなかったのですが、アーセナルの実装したのは、ある程度Apex Legendsというゲーム自体が熟成してきて、ランダム性をなるべくなくしたいからでしょうか?

John Mohan氏:ランダム性を薄くするという意図は、確かにあります。最初に武器を拾う段階で、武器が拾えずに負けてしまうということを避けたいために導入したというのも、そのとおりです。しかし、例えばメニューで武器をセレクトして、所有して出撃するということも、開発すればできなくはないですが、それはあまりにも事務的で、プレイ感が損なわれます。戦略を立てて、どのPOIに降りるかを決めるという楽しさを残しつつ、不運で負けてしまうということをなくすためのバランスを保つために、アーセナルを導入した次第です。

──なるほど。ちょうどいいバランスを目指した結果ということですね。

John Mohan氏:アーセナル導入にあたっての大きなモチベーションは、新たにApex Legendsを始められたプレイヤーからのフィードバックにて、ランダム性があまりにも大きいという意見があったことです。また、すでに多くの武器がドロップしているのに加えて、新しい武器が出るたびにどんな性能かを覚えないといけないという意見もありました。そこで、ランダム性を減らすことでその負担を軽減しようと考えました。例えば、ボルトに焦点を当てて練習したいという場合は、エネルギーアモのアーセナルが設置してある場所に降りれば、ボルトを獲得して、実戦での練習もできるようになります。これにより、プレイの幅を持たせることも、目的の1つです。

練習している武器を、実戦でも試しやすくする意図もあったとのこと

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