お帰り! 番場監督!
レジェンドが帰ってきた! 2025年マシンカラーリングやRQ、セパンのチーム体制で盛り上がったGOODSMILE RACING発表会
2025年02月10日 18時00分更新
今年はカラーリング発表に留まらず!
気になる海外戦のドライバーも公開のGSR
2月9日、千葉県幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル[冬]」の中で、国内最高峰のレース「SUPER GT」のGT300クラスに参戦するGOODSMILE RACING & Team UKYOは、2025年の参戦マシン「グッドスマイル 初音ミク AMG」のカラーリング、レーシングミクサポーターズ(レースアンバサダー)、そして第3戦セパンのドライバーなどを発表しました。
2025シーズンの活動予定はすでに昨年12月14日に発表され、SUPER GTのほかにスパ・フランコルシャン24時間レース(ベルギー)と鈴鹿1000kmレースにも参戦します。この2戦への参戦には第3ドライバーとして、元F1ドライバーの小林可夢偉選手も参加します。
またスパ・フランコルシャン24時間レースと日程がかぶるSUPER GT 第3戦セパンへは、別体制での参戦ということで、今回はそのセパン戦のメンバーも発表されました。
元チャンピオンの監督とドライバー
さらにラジコン王者というスペシャルメンバー
セパン戦のドライバーは中山友貴選手と奥本隼士選手で、2025シーズンのスーパー耐久シリーズでは片岡龍也選手とともにST-Xクラスの「TKRI 松永建設 AMG GT3」でドライブすることも決まっています。中山選手はSUPER GTなどでもチャンピオン経験もあるドライバー。
奥本選手にとってはこのセパンがSUPER GTでのデビュー戦となりますが、セパンの前にスーパー耐久でメルセデスAMG GT3を走らせていること、メンテナンスなどは両チームともにRSファインが担当しているため、メカニックやエンジニアとのコミュニケーションもとれていることなどを総合的に判断しての人選とのこと。ちなみに、奥本選手はラジコンチャンピオンからGTドライバーに上り詰めた、異色の経歴を持ちます。
そしてチーム監督を代行するのは、なんと13年ぶりにGSRに帰ってきた番場 琢さん! チーム初の優勝を果たした2011年のSUPER GT セパン戦でチェッカーを受けたドライバーであり、この年のシリーズチャンピオン獲得にも大いに貢献しました。チーム代表の安藝さんによると「いろいろあってこの(監督)人選となりました」とのこと。
また、レーシングミクサポーターズもセパン戦は特別な起用となり、なんと2022年までレーシングミクサポータズを務めていた宮越愛恵さんがまさかの復活! この監督とレーシングミクサポーターズの人選にはファンからも大歓声が飛び出すほどのサプライズでした。
レースアンバサダーには100戦のベテランと
2名の新人が抜擢!
レーシングミクサポーターズの2025年メンバーも発表され、継続となった荒井つかささんのほかに、松原杏佳さん、礼奈さんの起用が発表されました。2人ともレースアンバサダーとしては今年デビューとなる新人です。
マシンカラーリングはブラックが入って
締まったイメージに
そして、いよいよ2025シーズンのカラーリングのアンベール。新たに発表された2025シーズンのカラーリングは、グッドスマイル 初音ミク AMGのイメージカラーである萌葱色とヴィヴィッドなピンクの組み合わせと、テールはブラックでビシッと締めたデザインで、ドライバーの谷口信輝選手曰く「ブラックが入ってカッコいい」とドライバーにも好評。
カラーリングとともにボディー左右に描かれるキービジュアルのサイドバージョンも発表されました。
実はアンベールされたのは2台で、もう1台は「わ」ナンバーが装着されています。これは2025バージョンのカラーリングを施した公道仕様のメルセデスAMG GTで、スポンサーに名を連ねる「おもしろレンタカー」が導入したもの。実際にレンタカーとして運用されるようです。
2013年からチームの顔として活動してきた
荒井つかささんが今年で引退
また、今回の発表会でレーシングミクサポーターズを長年務めてきた荒井つかささんが、今シーズンをもってレースアンバサダーを卒業すると発表しました。レースアンバサダーとしては前人未到の、単独チームによる参戦回数が100回という大記録を持つ荒井つかささんの1つの区切りとしての決断には、長年のファンなら熱いものがこみ上げてくるのではないでしょうか。
様々なサプライズや発表が詰め込まれた今回の発表会。スパ・フランコルシャン24時間レースや、鈴鹿1000kmの参戦もあって、トリッキーなシーズンとなるGOODSMILE RACING & Team UKYOですが、この体制で勝利をつかみ取ろうという意気込みは並々ならぬものであることは、疑う余地もありません。
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