教育DXを促進する「Lenovo GIGA School Edition」
レノボ「えんぴつ」もつかえるGIGA2.0向けChromebookを紹介
2025年02月06日 17時15分更新
レノボ・ジャパンは2月6日、GIGA2.0への取り組みをテーマとした記者発表会を実施した。発表会では教育DXを促進するデバイスとソリューションのパッケージ「Lenovo GIGA School Edition」を提供すると発表した。
同社は教育面では「すべての子どもたちにテクノロジーの恩恵を届ける」をスローガンにビジネスを進めているという。
GIGA1.0(小中学校シェア)において同社は、No1のシェアを実現したとした一方で、故障・端末のスペック不足・利活用の格差などの課題があり、「壊れにくい安心感で積極的につかいたくなるデバイス」が必要だという気づきも得たという。
それを受けてNEXT GIGAといわれるGIGA2.0ではLenovo GIGA School Editionを展開。これは、5年間安心して活用できる端末の提供、利活用率を向上させるための教育コンテンツを含めた提案、端末の運用コストや教職員の負担を軽減するための提案をするデバイスとソリューションのパッケージとなっている。
具体的にはメタバース学習、電子図書館サービス、自己表現ツールなどの教育コンテンツを提供し、運用コストや教職員の負担を軽減するソリューションを提供。
また新たに補助金の対象となる予備機(デバイス)を効率的に活用するための「予備機運用サービス」を提供。学校側の負担を軽減し、必要な予備機を各学校で保管し、残りを専門倉庫で管理、保管、最適化するという。
さらにGIGA2.0のデバイスラインアップではGIGA1.0の課題となった故障、端末のスペック不足などを改善した堅牢性と使いやすさを両立したデバイスを用意するという。
Lenovo GIGA School Edition向けデバイス
これから始まるGIGA2.0において同社は、すでに想定しうる課題を洗い出し、デバイスに導入。
鉛筆もつかえる端末を採用、USB Type-Cポートの充実、1000回の充電サイクルに耐えられるバッテリー設計と長時間駆動、予備機の効率的な運用サービス、端末回収サービスを実施もソリューションとして組み込まれているという。
ラインアップは計3機種で、Chromebookの「Lenovo Duet Chromebook EDU G2」と「Lenovo 500e Chromebook Gen 4s」、Windows PC「Lenovo 300w Yoga Gen 4」となる。
Lenovo Duet Chromebook EDU G2は、10.95型脱着式マルチモードChromebook。CPUはChromebook向けチップセットのハイエンドモデル「MediaTek Kompanio 838」を搭載。
また本体収納可能なタッチペンや、800万画素のMIPIアウトカメラを搭載し、様々なシーンで活用できる利便性も兼ね備えているという。
専用ケースにより軽量化を実現しながらも、堅牢性も維持し、机から落下しても安心の設計だという。
Lenovo 500e Chromebook Gen 4sは、GIGA1.0で導入実績の多い11.6型コンバーチブルタイプのChromebook。
学校でのさらなる活用を想定し、通常の鉛筆をスタイラスとして利用可能な「ペンシルタッチ」機能を搭載しているのが特徴だ。
CPUはインテル N100を搭載し、PD対応のType-C ポート×2、HDMIポートとインターフェースも充実。また、駆動時間最大15.5時間のバッテリーは、ユーザーが取り外し可能な設計となっている。
Lenovo 300w Yoga Gen 4は、360度回転する11.6型ディスプレーを搭載したWindows PC。タブレットモード、テントモード、スタンドモードなど、シーンに合わせて最適なスタイルで使用可能。
CPUはインテル N100 搭載、メインメモリー8GB、ストレージ128GB UFSに加え、バッテリー駆動時間最大14.4時間、端末重量1.25kgとバランスのいい端末設計となっている。
またペンシルタッチ機能にも対応し、紙とデジタルの学習を融合させる創造的な活動をサポートしている。
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